001:敦子 〜大っきらいな敦子へ〜



 僕は敦子がきらいだ。大っきらいだ。
 もう三回もクラス替えがあったのに、なぜか僕と敦子はずっと同じクラスだ。一年生のときからずっと。
 この春のクラス替えじゃ、そろそろ違うクラスになれるんじゃないかと思ってたのに。これで今年と来年……つまり六年間、敦子と同じクラスが確定だ。
 去年の三学期なんか席が隣り合わせ。もちろん同じ班。最悪だった。班長は僕に押しつけたくせに、実際に仕切るのは敦子なんだ。給食の時間には僕のおかずを勝手に取るし、人がせっかくなんとかごまかそうとしてるのに、わざわざ「先生、和矢くんが教科書忘れてます」って言いつけてくれるし。水泳の時なんか、水の中にひっぱりこまれてマジでおぼれそうになった。
 僕は跳び箱四段も跳べないけど、敦子は六段を余裕で跳ぶ。僕は泳げないけど、敦子は泳げる。僕は敦子には全然かなわない。勉強でも、運動でも。だから、僕のことなんかほっといてくれればいいのに。なんでちょっかい出してくるんだ。
 僕が一番いやなのは、なにかにつけて「男でしょ、しっかりしなさい!」って言いやがること。
 ガマンできなくなって、本気でケンカしたこともある。敦子がまったく遠慮なしで僕をべちべちとブッたたくから、僕もやりかえした。僕の方がいっぱいたたかれた。でも、結局僕が悪いことにされてしまった。女って、ずるい。
 敦子なんかきらいだ。いなくなっちゃえばいいのに。


 もうすぐ夏休み。夏休みになれば、当然敦子の顔も見なくてすむ。そんなことを考えながら教室の掃除を終わらせて帰ろうとすると、その敦子が僕の前に立ちはだかった。
「ちょっとあたしの家まで来てくれない? 大事な用があるのよ」
 そう言うと、返事も聞かずに僕の腕をつかんでさっさと歩き出す。しかたないから、ついて行った。
 敦子の家の前は何度か通ったことがあるけど、家に上がったことはない(当たり前だ)。敦子はスカートのポケットからカギを出して玄関を開けた。あれ? 敦子の家って共働きだっけ?
「パパは会社。ママは用事で出かけてて、夜まで帰ってこないの」
 僕の考えが見透かされている。誰もいない家に連れ込んで、一体何をする気なんだろう。僕は何をされるんだろう。気が重くなった。
 この時、逃げようと思えば逃げられたと思う。でも、敦子の『大事な用』という言葉が頭の片隅にひっかかっていた。それに、今日の敦子はどこかヘンだ。『大事な用』が何なのか言わないし、それに、なんだか少し緊張してるみたいに見える。
「早く来なさいよ」
 結局、僕は敦子の家に上がった。
 背中を押されるようにして……いや、本当に文字通り背中を押されながら僕は二階へ上がった。階段を昇り切ってすぐのところにある部屋――敦子の部屋らしい――に僕を押し込むと、敦子はランドセルを床にどさっと置いた。僕も、汗で貼りついたランドセルをはがすようにして背中から下ろし、床に置いた。
「大事な用って、なんだよ」
 僕はベッドの側に突っ立ったまま、言った。
「ねえ、和矢」
 敦子は後ろ手にドアをパタンと閉めると、そのままドアにもたれかかった。まるで、僕の逃げ道をふさぐように。
 そして、信じられないことを言った。
「あたしの裸、見たい?」


 敦子は、僕の左手を取って自分の胸に押しつけた。敦子のおっぱいは、温かくて、柔らかかった。こんなにすべすべで柔らかいところは、僕の体にはどこにもない。手のひらに吸いついてくるような、初めて感じる感触だった。
「もっと、触って……」
 敦子が小さい声で言った。右手も敦子のおっぱいに当てて動かすと、心臓の動きが伝わってきた。敦子もドキドキしてるんだ。僕と同じように。
 ほんのちょっとだけ力を込めてみた。敦子が目を閉じた。
 気持ち、いいのかな……。
 僕は敦子と向き合って、敦子の胸に両手を伸ばしている。敦子は立ったまま少し前屈みになって、僕はベッドに腰掛けたまま。なんだか、すごくカッコ悪いような、何かが違うような気がする。
 敦子もきっとそう思ったんだろう。くるっと後ろを向くと、僕のひざ……というか太ももの上に腰を下ろしてしまった。敦子と僕の体がぴったりくっついた。
 マズい……!!
「あっ」
 敦子が驚いたような声を出した。敦子のお尻の下で、僕のチンチンが固くなってるのがバレたんだ。すごい勢いで顔が熱くなっていく。敦子を後ろから抱っこする格好になったから顔を見られないですむのが、せめてもの救いだった。
 敦子が、また僕の手を取った。敦子のわきの下から手を前に回して、おっぱいに触る。さっきと違って、すごく自然に手が動かせる。おっぱいの先のところがとがってきた。そこを指先でつついたりクリクリといじってやると、敦子が小さく声を立てる。
 敦子の短い髪が、僕の鼻をくすぐる。敦子の息遣いとドキドキが伝わってくる。
「は、あっ……んっ。あん……はあっ……」
 聞いてるだけでこっちもドキドキしてくる、ため息のような、不思議な声。「切ない」ってこういう感じなんだな……と、僕は実感した。
 敦子の息遣いが荒くなる。パンティだけを身に着けた裸の敦子が、僕の上でもぞもぞと体をくねらせる。僕のチンチンが敦子のお尻の下でぐりぐりとこすれる。痛いけど、なんだか気持ちいい。


 すっ裸になった敦子は、僕の顔のすぐ側でひざ立ちになって僕を見下ろした。少し足を開いているから、足の間のアソコが見えた。ワザと見せてるんだ。男だったらチンチンがある場所に、もちろんチンチンはなくて割れ目があった。生まれて初めて見る、女の子のアソコ。
「あたしのココ触ってもいいから」
 敦子は僕の体を起こしながら、言った。
「あたしにも触らせて」
 女の子のアソコに触ってみたいという興味と、固くなったチンチンを女の子に触られる恥ずかしさが頭の中で渦巻いて、すぐに返事ができなかった。でも、返事なんかする必要はなかった。敦子は、いつだって僕の返事なんか聞いてやしない。
「ほら、バンザイして」
 敦子が、子供を着替えさせる母親みたいに言う。両腕を上げると、Tシャツを一気に脱がされた。
 僕をベッドの上にひっぱり上げると、敦子は僕のズボンのベルトに手をかけた。いざとなるとやっぱり恥ずかしくて、僕はぎゅっと太ももを閉じた。
 敦子は、また僕の体の上にのしかかってきた。ただし、今度は逆向きになって。僕の顔のすぐ上に、敦子の股の割れ目がある。僕のチンチンのあたりに、敦子の顔がある。
 敦子の割れ目は、ぬれていた。汗? おしっこ? いや、多分どっちでもない。触ってみたい。でも、そしたら僕のチンチンも触らせなきゃなんない。でも……。
 頭の中では迷ってるのに、手は勝手に伸びていく。割れ目はヌルヌルしていて、指がつるっと滑りそうになる。両手で割れ目をすこーし広げてみた。中は、おっぱいの先と同じピンク色をしていた。中にもまた割れ目がある……というか、びらびらしたものがいっぱい重なり合ってて、奥の方はよく見えない。中のびらびらを指先でなでてみた。
「あ……、ふん……ん」
 敦子がお尻をくねくねと振って悶えた。指の動きを早くすると、くちゅくちゅと音がする。なんだか、ちょっとずつ割れ目が開いてきたような感じがする。僕の指が、だんだん奥の方までもぐり込んでいく。ヌルヌルした透明な液がじわっとにじみ出てきて、手のひらまでたれてきた。


 チンチンの先に何かが触った。敦子の右手はチンチンを握ったままだし、ベッドに左手をついてるはず。
 何だろう……?
 頭を起こしてみた。敦子が、チンチンの先を舌でちろちろとなめている。舌の先っちょを、オシッコの穴をほじくるみたいに動かしている。いつの間にか、チンチンの先のところがヌルヌルになっている。敦子のツバかと思ったけど、ちがう。あの透明なヌルヌルは、僕のチンチンから出たらしい。
 オシッコの穴からオシッコじゃないものが出てる。僕の体、一体どうなっちゃったんだろう。敦子はチンチンをなめるなんていう信じられないことをしてるし、これから何か大変なことが起きそうな気がする。怖いのか、それともワクワクしてるのか、自分でも分からない。
 敦子は、もっとすごいことを始めた。口を開けて、チンチンをぱくっとくわえてしまった。口の中は熱くて、ヌルヌルで、舌がもぐもぐと動いて、さっきまでと比べものにならないほど、思わず声が出てしまうほど気持ちいい。
「うッ、あ……」
 僕はわけが分からなくなって、ほとんどヤケクソみたいな感じで敦子の割れ目をべろんとなめ上げた。敦子のヌルヌルは、少ししょっぱいような味がした。口を割れ目に押しつけて、さっき敦子が僕のチンチンにしたみたいに舌で割れ目をほじくった。
 敦子が、僕のチンチンをくわえたまま頭を上下に動かし始めた。僕にアソコをなめさせながら。時々、お尻をびくっとふるわせて気持ちよさそうな声を上げる。チンチンをくわえたままだから、もごもごした声になる。それでも、チンチンから口を離さない。
 僕も夢中になって、敦子の割れ目をべろべろとなめまくった。なめているうちに、ひだひだの中に何かポツンととがったものが隠れているのに気がついた。
 なんだろ……?
 そこを強くぺろっとなめてみた。
「あんッ!!」
 敦子の体がびくっとはねたので、僕はビックリした。チンチンが敦子の口から離れた。
「おねがい、もっとそおっとなめて……。すごく気持ちいいの、そこ……」
 敦子がか細い声で、ものすごく恥ずかしそうに言った。敦子がこんな風にしゃべるのなんて初めて聞いた。そう思ったとたん、何だか急にコーフンしてきて、体の奥の方が熱くなってきた。
 そのとがったところを、舌でそっとつっついた。
「はあ……ああん、もっとぉ……もっとして……」
 敦子が鼻にかかった声を出して悶える。僕はちょっと意地悪して、なめるのをやめた。敦子がチンチンをなめてくれないからだ。腰をくいっくいっとやって、チンチンを敦子の鼻先に突きつけた。敦子は、またすぐにチンチンをくわえてくれた。手で根もとの方をシコシコしながら、頭を振って先っちょの方を口に突っ込んでいる。なめるだけでなく、じゅぷじゅぷと音を立てて吸っている。
 僕が敦子の割れ目をなめる音。敦子が僕のチンチンをなめる音。ぴちゃぴちゃ、じゅぷじゅぷ、というイヤラシイ音が部屋に響く。
 お腹の底の方でじんじんしていた「何か気持ちいい感じ」が、急にものすごい勢いでふくらんだ。何かがあふれそうな、飛び出しそうな……。オシッコがもれそうな時の感じに似ている。僕はあせった。
「あっ、もれる……。敦子、やめてっ……なんか出るよ……うッ、あああッ!!」
 止められなかった。僕は、爆発してしまった。
 チンチンから何かがすごい勢いで飛び出している。腰と足がびくんびくんとはねる。びゅっびゅっと「何か」が噴き出すたびに、どうしても叫び声が出てしまう。死にそうなほど気持ちいい。気持ちよすぎて怖い。



女の子攻めフェラチオ顔射胸射騎乗位中出し
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件等とは関係ありません。


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