004:晃 〜盗撮の代償〜



 来た。
 僕の姉ちゃん、若菜の足音。階段を上ってきて、隣の部屋に入る。
 液晶モニターに姉ちゃんの姿が映った。暗くてかなりザラついててへりに何かの影がかぶっている画面を横切って勉強机のそばまで行くと、ベッドに手提げ鞄をどさっと投げる。小学生のランドセルでも、中学の変なリュックみたいなやつでもない、あの手提げ鞄がいかにも高校生って感じで、ちょっとカッコいい。
 机の上のエッチな本に気付いたみたいだ。読むのか、読むのか? 僕も大も、身を乗り出してモニターを見つめる。
 姉ちゃんは何事もなかったかのように、カメラの方、つまりクローゼットの方に向かって歩いてきた。ちぇっ、つまんないの。
 クローゼットの扉が開いて画面が明るくなった。実験は失敗したけど、これなら姉ちゃんの着替えが見られそうだからまあいいか。
 でも、姉ちゃんはそこから予想外の行動に出た。
 腰をかがめて、カメラを真っ正面からのぞき込んだ。画面に姉ちゃんの顔がアップになる。
「やべえ、バレてるよ。どうしよう」
 大は、言い出しっぺのクセして僕よりビビッてる。
 姉ちゃんは二、三回顔の向きを変えてクローゼットの中を見回したあと……またしても何事もなかったかのように、机に戻った。クローゼットを開けたままで。
 イスに座って、エッチな本を開いて読み始めた。
 僕と大は、首をひねった。姉ちゃんはカメラに気付かなかったのか? なんで制服を着替えないんだ? なんでクローゼットを開けっぱなしにしてるんだ?
 わけが分からないけど、一度は失敗したかに思われた実験はうまくいきそうだ。
 姉ちゃんは夢中になって読んでいる。僕と大も、息をつめてモニターを見つめる。姉ちゃんが、胸に手を当てた。その手が、なんかイヤラシイ感じに動いてる。
 自分で自分のおっぱいをモミモミしてる。
「男はチンチンが固くなるけど、女はおっぱいが固くなるのかなあ?」
 それはちょっと違うと思う。だって、とても固くなりそうに見えないもの。でも、男のチンチンだっていつもはふにゃふにゃだしなあ。それに、チンチンが固くなるとなんだか手でぎゅっと押さえたくなる。やっぱり、姉ちゃんもそうなのかな。
「あん……」
 イヤホンからかすかな声が聞こえた。これ……姉ちゃんの声? 姉ちゃんがこんな声出すの、聞いたことないぞ。
 姉ちゃんは左手でおっぱいをもみながら、右手をスカートの中に入れた。スカートがじゃまでよく見えないけど、股のところを指でこすってるみたいだ。姉ちゃんの上体が机の上にぱたんと倒れ込んだ。エッチな本に顔をくっつけて、変な声を出しながら、両手でおっぱいとスカートの中をいじくっている。
「んん……は……んッ! あん、あ……」
 画面の中の姉ちゃんが何をしてるのかよく分からないけど、なんとなく、見てはいけないものを見てるんだ、という感覚だけはあった。大が、ズボンの上からチンチンを押さえている。僕のチンチンは固くなってないけど、すごくドキドキする。胸が、じゃなくて、うまく言えないけど、なんかお腹の底の方がドキドキしてる。
 姉ちゃんが、スカートの中に両手を入れる。おしりをちょっと浮かせて、するりとパンツを脱いだ。ヒザの辺りまでずり下ろして、またスカートの中に手を入れていじくり始める。手の動きが速くなってきた。股をなでるみたいに上下に動いてたのが、つっつくみたいな前後の動きに変わった。
「ふあッ、あっあっ、んん………んあッ!!」
 ひときわ大きくてエッチな声を上げたと思ったら、姉ちゃんは急に動かなくなった。……いや、背中がぴくん、ぴくんと震えてる。走ったあとみたいに息もはぁはぁしてるし、なんだか心配になってきた。言い出しっぺの大も、こういうことになるとは思ってなかったんだろう。不安そうな顔になっている。
 しばらくすると、姉ちゃんはヒザまでずり下ろしていたパンツを元通りにはいて、イスから立ち上がった。またクローゼットに向かって歩いてくる。今度こそ着替えるのかと思ったら、いきなり画面がゆれた。
「え!?」
 僕も大も、思わず大きな声を出してしまった。出してしまってから、あわてて首をすくめる。
 カメラはクローゼットから持ち出されて、姉ちゃんの机の上に置かれてしまった。姉ちゃんがカメラに顔をくっつけるみたいにして言った。
「あーあー、おまえたちは完全に包囲されているぅ! ムダな抵抗はやめて、おとなしく出てこい!」
 耳が痛くなる大音量のあと、少し声を小さくして続ける。
「晃、あんたの仕業だってのは分かってるんだからね。今から5分以内に自首しなさい。さもないと、このカメラ叩き壊すわよ!」
 大が青くなった。
「このカメラ、兄貴に黙って持ってきたんだよ。壊されたらヤバイよ」
 泣きそうな顔になっている。
 僕も大も、腹をくくるしかなかった。


 ……え?
 じゃあ、姉ちゃんは最初から隠し撮りされてることが分かってるのに、あんなことしたのか? なんで?
「撮られてるのが分かっててサービスしたんだから、あんたたちにもそれ相応のことをしてもらうわよ」
 僕と大は、ようやく気付いた。
 姉ちゃんをワナにはめたつもりだったのに、実は僕たちの方が、ずっとずっと深いワナにはめられていたんだ。


 僕と大は、姉ちゃんにむりやり着替えさせられた。こんな服なんか着たくないけど、弱みを握られてるんだからしょうがない。
「かわいー☆ 思った通り、二人ともよく似合うわー☆」
 姉ちゃんが黄色い声を上げて喜んでいる。そんなこと言われても、ちっともうれしくない。
 僕と大が着せられた服は、セーラー服だ。それもピンクの。言っておくが、姉ちゃんが小学生の時に着てた制服……なんかじゃない。絶対ない。
「姉ちゃん、なんでこんなの持ってんだよ。それも二着……」
「うっさい。人の趣味に口出しすんな」
「しゅ、しゅみ……?」
 どーゆー趣味だよ、とツッコミたくなったが、なんか怖いものを感じたのでやめた。
 姉ちゃんは自分の勉強机のイスに座り、僕たちをその向かいのベッドに腰掛けさせた。
「じゃ、二人ともパンツ脱いで」
「はあ……?」
 耳を疑った。
「なんでそんなことしなきゃいけないんだよ!」
「盗撮って、今すごーく問題になってるわよね。当然よね、れっきとした犯罪なんだから。駅でスカートの中を盗撮してタレント生命なくしたおバカな芸能人もいたわよね〜。ああ、実の弟を警察に突き出さなきゃならないなんて、お姉ちゃん悲しいわ〜ん」
 こ……この女ッツ!!
 思いっ切りわざとらしくしらじらしく悲しんでみせる姉ちゃんを、僕はにらみつけた。にらみつけながら、パンツを脱いだ。
「そのまま、スカートまくって」
「……やだよ」
「ああ、実の弟を警察に突き出さなきゃならないなんて、お姉ちゃん……」
「それはもうええっちゅーの!」
 逆らってもムダだ。僕と大は、姉ちゃんの言いなりになるしかないんだ。
 そう思いながらスカートをめくってチンチンを丸出しにしたら、なんだか悲しくなってきた。
 姉ちゃんがイスから立ち上がった。机の上のカメラを僕たちの方に向けて録画を始める。


 姉ちゃんは僕の手を取ってチンチンから離すと、大のチンチンを握らせた。大にも同じようにして僕のチンチンを握らせて、またイスに座る。パンツに両手をかけて、おしりをちょっと浮かせて、姉ちゃんはするりとパンツを脱いだ。さっき僕と大がカメラで見てた時と同じように。
 前に一緒にお風呂に入った時は姉ちゃんのアソコにはちょっとしか毛が生えてなかったけど、今は真っ黒い毛がいっぱい生えている。姉ちゃんは、また自分でおっぱいとアソコをいじり始めた。
 さっきと違って目の前で、しかもハダカで。指が股の割れ目の中に少し入ってるのが見える。指が動くたびにくちゅくちゅと音がする。
 大が僕のチンチンをしごき始めた。姉ちゃんのエッチな格好に気を取られて、手を動かすのを忘れてた。僕も大のチンチンを握った手を上下させる。
 片手でスカートをめくって、もう片手でお互いのチンチンをしごく。もっと強くしてほしくて、僕は大のチンチンをしごく手の動きを速くした。すると大も、同じようにしてくれる。お互いに相手を気持ちよくするのって、なんだか、すごくコーフンする。
 姉ちゃんがまた立ち上がった。僕の前に立つと、いきなり僕をベッドの上に転がした。
 うつぶせにされて両手を背中で押さえつけられた。ビビッという音がして、何かが手首に巻きついていく。
「……!?」
 姉ちゃんが手に持っているのは、ガムテープだ。ガムテープで手首を縛られたんだ。何すんだよ、と言いかけて、やめた。僕も大も、文句を言える立場じゃない。
 姉ちゃんは大をベッドに上がらせて、脚を開かせて僕の顔の前に座らせた。大のチンチンが、目の前でゆれている。
「手でするより、口でした方がずっと気持ちいいのよ。晃に口でしてもらいなさい、大クン」
 姉ちゃんは、大のチンチンを僕の口に押し込もうとする。必死に抵抗した。チンチンなめるなんて、そんなことできるわけない。絶対やだ!
「おとなしくしなさい、晃」
 おしりがバチーンとひっぱたかれた。姉ちゃんは本気で、力いっぱいたたいてくる。大はどうしていいのか分からなくて、ただおろおろしている。
「やだよぉ……、やめてよぉ……」
 痛くて涙が出てきた。姉ちゃんは、全然やめてくれない。すごい音を立てて、思いっ切りたたく。おしりは見えないけど、きっともう真っ赤にはれあがってるんだ……。
 僕は泣きながら、舌を伸ばして大のチンチンをちろっとなめた。思った通り、ちょっとしょっぱい。先っちょのところだけぺろぺろとなめてたら、姉ちゃんに頭を押さえられて口にずぼっと突っ込まれた。
「うッ!」
 大が大きな声を出したから、びっくりして大の顔を見上げた。目をつぶってる。
 そんなに、気持ちいいのかな……?
「ほら、ちゃんと咥えて。舌もれろれろ動かすの」
 姉ちゃんの言う通りにすると、大は気持ちよさそうな声を上げながら太ももをぴくん、ぴくんと震わせる。
「気持ちいいでしょ? 晃にもしてあげて」
 大は素直に姉ちゃんの言う通りにした。僕と逆向きに横になって、僕のスカートをめくる。チンチンを握って、いきなりぱくっと咥えてきた。
「うあッ!」
 声が出た。大の口の中は熱くて、ヌルヌルして、手でするのと比べものにならないぐらい気持ちいい。
 僕と大は、お互いのチンチンをしゃぶるのに夢中になった。くちびるをすぼめて締めつけたり、頭を動かして口に出し入れしたり、強く吸ったり……新しいことを覚えると、大もすぐに同じことをしてくれる。二人でするのって、一人でするのより二倍……、いやもっと気持ちいい。
 ふと気がつくと、姉ちゃんがカメラを構えて僕と大を撮影していた。撮られるのはイヤだったけど、チンチンをしゃぶられるのは生まれて初めてのものすごい気持ちよさで、もう他のことはどうでもよくなっていた。というか、頭の中が真っ白になって何も考えられない。
「あっ……なに、これ……ッ!?」
 お腹の底から、急に何かがこみ上げてきた。おしっこが出るときのカンジに似てるけど、違う。
「うっ、あ、はあッ!!」


「私がしてあげる」
 大が何も言ってないのに、姉ちゃんは大の腰にまたがってチンチンをつかむと、先っちょを割れ目に当てた。そのままゆっくり腰を下ろすと、大のチンチンは姉ちゃんの中にずぶずぶと入っていった。
 チンチンが、入っちゃった……。
 信じられない。手品みたい。
「んんっ……、ほら、入ったよ。気持ちイイでしょ?」
 姉ちゃんはそう言うと、大の上で体を上下にゆらし始めた。チンチンが、割れ目に出たり入ったりしている。
 あのエッチな本の写真だと黒く塗りつぶされてて、何してんのかよく分からなかった。男のチンチンを女のアソコにこすりつけてるように見えたけど、まさかチンチンが中に入ってるなんて想像もつかなかった。それに、写真だと動いてるところが分からないし。
 あれって、気持ちいいのかな? 姉ちゃんも、大も。チンチンを口に入れると気持ちいいから、あれもやっぱり気持ちいいのかな。
 大の腰の上で動いていた姉ちゃんが、腰を浮かせてチンチンを割れ目から抜いた。
「もっとしてよ……」
 大が不満そうに言う。
「もっと気持ちいいところがあるのよ、大クン」
 姉ちゃんはイヤな感じにニヤリと笑うと、僕の体をうつぶせにして、ヒザをベッドについておしりを高く上げさせた。さっき思いっ切りたたかれたせいでヒリヒリしてる。
 おしりの穴を指で触られて、僕はびくっとした。「もっと気持ちいいところ」って、まさか、おしりの穴……!?
「姉ちゃあん……、何する気なの……?」
 聞くのが怖かったけど、聞かずにいられない。姉ちゃんの指先が、おしりの穴につぷっと入った。
「ああ……っ」
「ここにオチンチン入れると、すっごく気持ちいいのよ」
 おしりの穴にチンチン入れられるなんて、やだやだ、絶対やだ!! そんなの、超ヘンタイじゃないか!!
「やめてよ……、そんなの入んないよ……」
「いきなりオチンチンは無理だから、こうやって少しずつ慣らしてるんじゃない」
 また少し、ずぶっと入ってきた。おしりの穴が少しずつ広がって、姉ちゃんの指が体の中に入ってくる。痛くて、怖くて、気持ち悪くて、ゾクゾクする。
 ぐりぐりと回転させたり、少し引き抜いて勢いをつけて突っ込んだり、そんなことを何回も繰り返して、とうとう姉ちゃんは指を根元まで入れてしまった。僕がいやだいやだと言うのにも耳を貸さずに。
「姉ちゃん、抜いてよぉ。お願いだから……」
「はいはい」
 指が、今度は少しずつずるずると抜けていく。また背筋がゾクゾクする。あれ……? さっきまで気持ち悪いだけだったのに、今ちょっと気持ちよかったような……。
 姉ちゃんはいったん指を抜くと、机の引き出しの中から何か持ってきた。ピンク色の細長い棒。太さは口紅ぐらいだけど、口紅にしては長すぎる。
「ちゃんと濡らさなくちゃね」
 姉ちゃんはそう言いながら、そのピンクの棒を僕の口に突っ込んで、ぐりぐりと回転させながらこねくり回す。そしてツバでべとべとになったそれを、僕のおしりの穴に当てた。
 ずぶっと入ってきた。あまり痛くないや……そう思ってたら、いきなり電気みたいなものが体を走った。
「うあッ!」
 体が跳ねた。何が起きたのか分からない。おしりの穴から何かが体中に広がるようなカンジ。それが急に止まった。また来た。体の芯がジンジンとしびれて、体の奥で何かが暴れてるような……。わけが分からないけど、さっきの指とちがって、今度ははっきりと気持ちいい。
「うあっ、んあ……姉ちゃあん!」
 気持ちいい波に何回も襲われて、僕はぐったりしてしまった。おしりの穴からあの棒がつるっと抜けて、僕の目の前に差し出された。スイッチがついてて、姉ちゃんがそれを入れると棒がびーんとうなって振動する。なるほど、そういうことだったのか……。
「こんなとこにチンチン入れて大丈夫なの? 痛くないの? 泣いてるよ、晃?」
 大は僕の後ろで膝立ちになって、おしりにチンチンを入れる体勢になりながら、まだためらっている。
「痛いんじゃなくて、気持ちよくて泣いてるの。ほら、晃のオチンチンがびんびんに固くなってるじゃない。最初はちょっと痛いけど、すぐ慣れるわよ」
 姉ちゃんの言う通りだった。おしりに指やら変な棒やら突っ込まれたのに、僕のチンチンは固くなってる。恥ずかしくてたまらないけど、すごく気持ちいいんだ。
「晃からも、大クンにおねだりしなさい。おしりの穴にオチンチン入れて、ってね」
「大、チンチン入れてよ……」
「どこに?」
 姉ちゃんが意地悪なことを聞く。ああっ、恥ずかしいよう……。
「お、おしりの穴……」
「じゃあ、おしりを振っておねだりしなさい」
 早くチンチンを突っ込んでほしくて、僕はくねくねとおしりを振った。チンチンの先っちょが押しつけられた。
 メリメリ、という感じで入ってきた。
「うああ……晃、きついよ……」
「もっと、奥まで……ずぼっと入れてよぉ」
 ずずっ、と入り込んでくる。おしりに、大の体が触れた。根元まで入ったんだ。
 大のチンチンがどくん、どくんと脈打っているのが、おしりの穴から伝わってくる。僕と大の体が、チンチンとおしりでつながっている。
「動かなきゃ気持ちよくないわよ。ほら、オチンチンずぼずぼするの」
「だってキツくて、そんなに……、動けないよぉ」
 姉ちゃんが、大の腰を後ろからつかんで強引に動かす。チンチンが少しだけ抜けて、また入ってきた。またちょっと抜けて、入る。チンチンが出入りするときに入り口がこすれるゾクゾクする感じがすごく気持ちいいのに、大はちょっとしか動いてくれない。
 大が動かないなら……。
 僕は、体を前後にゆすった。両手を背中で縛られてるからうまくできないけど、チンチンがさっきより大きく動いた。 そのうち大もだんだん慣れてきて、少しずつ大きく動くようになってきた。
「いいよ、大……。もっとして……」
「ムリだよ……気持ち、よすぎて……あッ、だめっ」
 大の動きが、急に速くなった。乱暴にずぼずぼ突っ込んでくる。そうか、もう出そうなんだ。
「うあッ! 大、そんなにしたら……あっあっ」
「晃っ、出るよ、出るよっ……。うああッ!!」



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この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件等とは関係ありません。


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