011:敦子VI 〜夏休み、みんなで〜



 放課後が待ち遠しいな。
 今日から三日間、放課後の特別授業だ。
 待ちに待った特別授業。保健室の清華先生が僕と敦子だけにしてくれる、月に一度の特別授業。
 その中身は性教育、「セックスに関する正しい知識の習得と実践」。
 つまり、清華先生の前で敦子とエッチするんだ。
 女の人の体って、妊娠しやすい時期としにくい時期(安全日って言うんだって)がだいたい一ヶ月周期で巡るらしい。でも生理の始まったばかりの女の子の場合その周期がまだ安定してないから、安全日を割り出すのが難しい。敦子の場合「絶対大丈夫だろう」という日が月にたった三日ぐらいしかないんだって。
 その三日間に「特別授業」をやってるわけ。特別授業の日以外に敦子とエッチするのは今のところ禁止されてるし、授業の時もコンドーム使用。もう三ヶ月ぐらい、敦子の中に生で射精してない(毎朝口で絞られてはいるけど)。
 敦子も、アソコの中にどくどく出してほしくてたまらないみたい。でも赤ちゃんできちゃったら困るし……。
 でもこれって、ぜいたくな悩みだよね。僕と敦子は先生公認でエッチまでしてるけど、他の男の子たちは「女の子のおっぱいに触りたい」「女の子のアソコを見たい」っていうレベルで悶々としてるんだよね、たぶん。
 僕と敦子がもうコンドームの使い方まで知ってて、先生の前で堂々とエッチしてるなんて、クラスの誰も知らないはず。せいぜい「和矢と敦子はデキてる」っていう子供っぽいウワサだけ。……あ、里帆とちひろは知ってるかも。敦子のやつ、あの二人にだけは口が軽いからなあ。
 早く放課後にならないかな。もうチンチンが固くなっちゃってるよぉ……。


「よう和矢、昨日敦子と二人で保健室に行ったろ。いったい二人で何やってたんだよ?」
 やばい。まずい奴に見られたなあ。
 でも敦子は涼しい顔。
「別に。あたしがちょっと具合が悪くなったから、和矢も一緒についてきてくれただけだよ」
「ホントかよ。怪しいな〜」
 僕と敦子の顔を覗き込んでくる。敦子は平然としてるけど、僕は内心ヒヤヒヤもの。おでこに汗がにじんできた。
「先生にセックスのやり方でも習ってるんじゃねえの?」
 僕はぎくっとした。
 もちろん冗談のつもりで言ったんだろうけど、本当にその通りだから。
 今まで、いろんな格好でのやり方を教わった。昨日から習ってるのは外でする時という設定で、服を着て立ったままするやり方。立ちバックとか、「駅弁」なんて面白い名前のもあった。でも「駅弁」は疲れるからやらないと思う。
 敦子が、すっと身をかがめた。僕たちをからかっていた奴の表情がさっと変わった。
 敦子の右手は、そいつのズボンの股のところ……つまり金玉を、がっちり握っていた。
「ねえ、あたしと和矢が変なことしてたっていう証拠でもあるの?」
 ニッコリ笑いながら、敦子がたずねる。
「いや、あの……」
「あるの?」
 敦子が右手にぎゅうっと力を込めたのが分かった。
「がっ……」
 そいつの口から苦しそうな息が漏れる。
「あるの?」
 敦子はニコニコしてるけど、ものすごい迫力。怖い……。


 清華先生がテントを一つ一つ見回って、テントの中の明かりが一つ、また一つと消えていく。
 先生たちは僕たちの「テント村」じゃなくて、ちょっと離れた場所の山小屋に泊まっている。清華先生が山小屋へ戻る頃、テント村はすっかり静まりかえっていた。
 ……でも、その静けさは五分ともたなかった。
 だいたい、今どきの小学六年生が十時なんていう早い時間に「もう寝なさい」と言われておとなしく寝るわけがない。
「よし、もういいだろ。そろそろ行こうぜ」
 僕のテントの五人のうち三人が、テントを抜け出してカブトムシを取りに行っちゃった。
 そいつらが入手した情報によれば、先生たちの見回りは一時間おきだから次の見回りまでに帰ってきて寝たフリしてれば大丈夫、らしい。
 三人が出かけた後、僕もおしっこに行くフリをしてテントを抜け出した。
 そおっと、そおっと、敦子と約束した場所に向かう。
 どのテントからも、中でごそごそもぞもぞしている気配がする。誰もおとなしく寝てなんかいない。
 いや……テントの中だけじゃない。外でも、やっぱり人の気配がする。虫取りに行った連中や僕みたいに、抜け出してる奴がいるんだ。
 平らなところなんてほとんどない、歩きにくくて真っ暗な山道をそろそろと歩いていくと、敦子はもう待ち合わせ場所に来ていた。
「敦子、いったいどこ行くの?」
「それをこれから探すのよ」
「は?」
 意味が全然分からない。それに、一時間でテントに戻らないと見回りの先生にバレちゃう。
「それは心配しなくていいよ。あと二時間以上は大丈夫」
 敦子情報によれば、先生たちの見回りは一時間おきに十時から翌朝六時まで全部で九回。それを引率の三人の先生で分担する。
 そして、清華先生担当の十時・十一時・十二時の三回は、テントから抜け出していても「お目こぼし」してもらえることになっているらしい。

「私は恋する女のコの味方よ! ヤルならこの時間帯。がんばれ女のコ!」(清華先生・談)

 ……ヤル、って何? がんばれって、何を?
 さすが、こういうことは女子のネットワークの方が断然詳しい。
 敦子の考えてることが、なんとなく分かった。こないだ習った「外で服を着たままエッチ」を早速やってみたいんだな。でも、それにしては敦子の様子がおかしい。単に人目につかない場所を探してるわけじゃなさそうだ。それならテント村からある程度離れれば別にどこでやってもいいだろうに、何か別のものを探してるみたいにキョロキョロしてる。
 そうやって先に立ってゆっくり進んでいた敦子が、立ち止まった。
「敦子……?」
「しっ!」
 敦子は顔を前に向けたまま、僕の方を見ないで手招きしている。僕は息を潜めながら、敦子と並んで茂みの向こうを覗き込んだ。
 短い草がまばらに生えた、ちょっと開けた場所。その地面に、誰かが横になっている。
 明かりは月の光だけだからハッキリ見えない。じっと目をこらす。下になっているのはどうやら、ジャージを着た女の子らしい。その上にもう一人誰かがおおいかぶさって、腰を動かしている。
「あっ、はンッ……。あ、ああん、いッ、いいッ……拓人くん、イイよぉ……」
 これって、もしかして、エッチしてるの!?
 「拓人くん」って言ってた。ということは、上になってチンチン入れてるのが拓人?
 下の女の子は、誰なんだろう……。
「あっ、すごい、なぎさ、チンチンすごいよ……。気持ちイイよ、はあッ、なぎさ……」
 えええ!?
 あんなマジメそうななぎさが、拓人と付き合ってたなんて。そして今、拓人とエッチしてるなんて。信じられない。
 でも、一見マジメそうなあのちひろも実はすっごいエッチな女の子だったしなあ……。「人は見かけによらぬもの」って、こういうことなんだなあ。
 そう、ちひろも……げっ!?
 僕と敦子が息を潜めて隠れている茂みの中、ほんの二メートルぐらい先のところに、ちひろの顔が見える!
 ちひろがいるということは、もしかして……。
 やっぱり、すぐそばに里帆もいる。僕と敦子と同じように、息をつめて拓人となぎさのエッチを覗いている。
 ちひろは、もぞもぞと身動きしている。片手で自分のおっぱいをTシャツの上からもみもみしながら、もう片手をスカートの中に突っ込んでいる。ちひろのやつ、拓人となぎさのエッチを覗きながらオナニーしてるんだ。
 そういや前に川原で敦子とエッチしてるのを見られた時も、ちひろはオナニーしてたらしいしな。
 あの時も、こんな風にしてたのかな……。
「んっ……。うふぅ、んんッ……」
 拓人となぎさの方をちらちら見ながら、時々頭をのけぞらせる。メガネが月の光を反射してキラッ、キラッと光る。
 拓人となぎさも、ちひろと里帆も、周りに他人がいることに気付いてないみたい。最初はおさえていた声が、だんだん大きくなってきた。
 突然、ちひろが倒れた。
「んっ、ちょっとちひろぉ……んむッ!」
 悲鳴みたいな里帆の声が小さく聞こえた。倒れたんじゃない。ちひろのやつ、里帆を押し倒して上におおいかぶさったんだ。顔と顔がくっついて……。うわあ、女の子どうしでキスしてる。
 カチャカチャ、と音がした。ちひろの手が里帆のGパンのベルトを外して前を開け、中に潜り込んでいく。しばらくもぞもぞした後、手が規則的に前後に動き始めた。たぶん、里帆のアソコに指を突っ込んでるんだ。
 僕のチンチンは、もうぱんぱんに膨れ上がっている。同じクラスの男の子と女の子が、っていうか片方は女の子と女の子なんだけど、エッチしてるところを覗くのって、すごく興奮する。痛いほど固くなって、ズキズキする。


「なんかこのキャンプって、みんなこれが目当てで来てるみたいじゃん」
 ひそひそ声で言うと、敦子もひそひそ声で答えた。
「そうだよ。知らなかった? 女子の間ではジョーシキだよ」
 ジョーシキ? これが?
「今夜はね、みんな覗いて、覗かれるの。みんなに見られてる、って思うとゾクゾクしない? みんなにいっぱい見せつけちゃおうよ☆」
 女の子の考えることって、時々分からない。っていうかちょっと怖い……。
「でも、コンドーム持ってないよ」
「あたしもだよ。いいじゃん、生で。その方が気持ちイイし。大丈夫だよ。たぶん」
 たぶん、ってそんな適当な……。万が一赤ちゃんできちゃっても責任取れないのに……。
「和矢だって、久しぶりにあたしの中に生でドクドク出したいんでしょ?」
 そりゃあそうだけど……。
 敦子が僕の胸に寄りかかって、上目づかいで言う。
「和矢の熱いの、いっぱい欲しいよ」
 敦子の表情、エッチすぎる……。チンチンがまたむくむくと大きくなってしまった。完全に僕の負け。
 隠れていた茂みを二人で出た。見れば見るほど、覗かれるためにあるような場所だ。なんだか、ステージに上がってエッチするような気分。
 「ステージ」の真ん中あたりに、木が一本ある。そのすぐ側で、拓人となぎさがエッチしていた。ついさっきまで、同じクラスの男の子と女の子がつながっていた場所。
 敦子が木に寄りかかって、僕を誘う。両手を大きく広げて、僕を誘っている。僕は吸い寄せられるように歩み寄って、敦子と唇を重ねた。
 アソコを濡らしてやろうと思って敦子のスカートの中に手を入れて、驚いた。敦子のアソコは、もうぐちょぐちょに濡れていた。パンティの表面にぬるぬるが染み出しているほどだ。すごい濡れ方。
 さっき二組のエッチを覗きながらチンチンをしゃぶって、敦子もすごく興奮してたんだ。
「もう準備おっけー、だよ。いきなりズブッと入れてぇ」
 パンティを下ろして、片足だけ抜いた。敦子と向かい合って、左手で敦子の右脚を抱え上げるとアソコが丸出しになった。もっと明るければ、よだれを垂らしているピンク色の肉が見えるはず。
 右手をチンチンに添えて、腰を一気に押し出した。
「あふうッ! あン、んんッ……」



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この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件等とは関係ありません。


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