015:敦子VIII 〜ホワイト・クリスマス・アゲイン〜



「いってきまーす」
 玄関を出て、マフラーを巻きながら空を見上げた。一面、灰色の雲。すごく低い。今にも雪が降り出しそう。
 僕は里帆の家に向かっている。クリスマスパーティーの招待状をもらったからだ。去年もらった招待状よりは進歩している。鉛筆書きだったのがボールペンになってるし、「招待状」の文字もちゃんと漢字だ。でもやっぱりノートの切れっ端だけど。
 もう里帆の家は覚えたから「招待状」の地図も見る必要はない。ポケットに両手を突っ込んで歩いていく。
 角を曲がったところで、向こうから誰かこっちに歩いて来るのが見えた。敦子だ。
「和矢〜♪」
 敦子は僕を見つけると、たたっと走り出した。両手を広げて、顔を前に突き出して、唇をとがらせて突進してくる。敦子が何を考えているのか悟った僕はギリギリまで引きつけ、敦子が飛び込んできたところで闘牛士のようにヒラリと身をかわした。
「なんで逃げるのよ!」
「そんな勢いでキスしたら歯が折れるだろ!」
「そこは、男がうまく受け止めないとダメじゃない」
 『男なら』か。敦子の十八番だ。まあいい。それよりひとつ気になることがあるんだけど。
「だいたい、なんで敦子がここにいるわけ?」
 そうなのだ。
 敦子は今、里帆の家に居候している。つまり、パーティー会場の里帆の家は敦子の家でもあるのだ。この寒い中、わざわざ出てくる必要はないはずだけど……。
「それがさ、里帆が『尾野を迎えに行ってやれ』ってうるさくてさ。なんか無理やり追い出された感じ」
 ……陰謀の匂いがする。里帆の奴、何か企んでるな。去年みたいに。
「あ、雪!」
 敦子が叫んだ。僕も、思わず空を見上げる。小さな小さな白い雪が、ぽつり、ぽつりと舞い降りてきた。それを手で受け止めようと、敦子がそこらをちょろちょろ走り回る。
「ホワイト・クリスマスだあ。去年とおんなじだね」
 そう、去年のこの日も夜には雪になったっけ。
 去年と同じ。
 去年と……。あ、やべ。
 思い出したら、チンチンが固くなってきちゃった。
「和矢、そろそろ行こうよ」
 敦子にいきなり手を握られてドキッとした。変なことを考えてるのを見透かされたみたいで。
 敦子は、去年のこと思い出してないのかな?
 僕と敦子のエッチを隠し撮りしたビデオを見ながら、四人でエッチしたこと……。
 今年は、どうなるんだろ……?
 里帆の奴が何か企んでるのはもう間違いない。敦子を家から追い出して僕を迎えに来させたことと、もう一つ。招待状に書いてある時間だ。
 去年は午後三時が指定されていた。「ちょっと早いんじゃないか?」と思いながら行ったら、ああなった。
 今年は、なんと午後二時! 早すぎるだろ! たっぷりと時間をとって「何か」をする気なんだ。
 去年より、もっとスゴイことになるのか?
 女の子三人がかりで僕のチンチン舐めて、顔に精液飛び散らせて、敦子に入れて、敦子に出して、ちひろがアソコを僕の顔に押しつけて、里帆のアソコに指を入れて……。
 僕はもう完全にチンチンを固くしながら、敦子に手を引かれて歩いていく。ちょっと前かがみになって。


 里帆の家に着くと、敦子は何の遠慮もなくずんずん上がり込んでいく。(自分の家なんだから当たり前だけど)
「里帆ー、和矢連れてきたよー」
 大声で呼んでも、里帆は姿を見せない。敦子は首をかしげながらも足は止めず、居間に入っていく。僕も後に続く。
 そこには、里帆の代わりにちひろがいた。
 正直、僕も敦子もちひろの姿というか格好に、意表を突かれた。
 ちひろはコタツにすっぽりと潜り込んで、頭だけ外に出している。何やってんだ? 亀かお前は?
 ……と言いかけたところに、どどどどど、とスゴイ音を立てて里帆が階段を下りてきた。こっちも、ずいぶんと意表を突いた格好だ。
 里帆は、服を着ていなかった。素っ裸だった。
「おっ、来たわね」
「あんた、ナニやってんの?」
 あきれ顔の敦子。僕も同じようなことを言おうとしたんだけど、まるで言葉がノドにつかえたみたいにうまく出てこなかった。ハダカの女の子がいきなり目の前に現れたら、そりゃ動揺するよ普通!
「去年はゴメンね、あっこ。あたし、心を入れ替えたから。もう隠し撮りなんて卑怯なマネしないよ」
 そして、背中に隠していたビデオカメラを顔の前に構えて言い放った。
「正々堂々と撮るから!」


「尾野、パス!」
「えっ?」
 里帆は僕にカメラを渡すと、敦子と一緒にチンチンを舐め始めた。それを見たちひろも、もそもそと寄ってきてチンチンにむしゃぶりつく。その様子を、カメラ越しに見下ろしている僕。
 三人のハダカの女の子が、僕の股間でうごめいている。一人がチンチンの先っちょを口に入れて、あとの二人が根元や下の袋を舐めたり吸ったり。ちゃんとローテーションでやってる。去年とおんなじ展開なんだけど、まさか自分で撮るハメになるとは思わなかった。この体勢だとアングル変えられないよなあ。画面に変化が……ってなんで僕がそんなこと気にしなきゃいけないんだよ!
 でも、そんな余計なことを考えて気を紛らわせないと、すぐ出ちゃいそう……。毎朝日課になってた「朝のミルク搾り(口で)」は寒くなったからやめたし、清華先生の特別授業もなかったから、最近敦子とエッチしてなかったんだ。
「うッ、は……、く、はぁ……」
 情けない声が出て、太腿がビクビクしちゃう。シャクだけど止められない。
「尾野、気持ちイイ?」
 それを目ざとく見つけた里帆がニヤニヤしてる。敦子みたいなこと言いやがるな。
 ファインダーの中で里帆が敦子を押しのけて「先っちょ担当」になった。そして、すごい勢いで頭を動かしてチンチンをしゃぶり始める。
 その勢いに圧倒された敦子とちひろが、口を離してしまった。里帆の独占状態だ。
 僕のチンチンは、今や根元から先っちょまで完全に里帆のものになった。
 ぷじゅっ、ぐぷっ、ちゅぶ、じゅるっ……。
 ものすごい音がしてる。里帆の唇でぐいぐいしごかれて、チンチンの表面がジンジンする。おしゃぶり大好きのヘンタイ敦子でも、ここまで激しいフェラはしてなかったような気がする。
 あっ、マズいっ……と思ったけど、一気にこみ上げてきてもうガマンできなかった。
「里帆、やめてっ、出る……出ちゃう……ッ。う、あッ!」
 僕は、里帆の熱い口の中に思いっきりぶちまけた。敦子とちひろが見ている目の前で。そして、自分でカメラを回しながら……。射精は自分でもビックリするほど長く続いて、なかなか止まらなくて、恥ずかしかった。
 僕のケイレンがおさまると、里帆がチンチンを口から出した。口をすぼめたまま、チンチンの先からつーっと精液の糸を引きながら。
 そして上を向いて、ぎゅっと目をつぶって、ノドがこくんこくんと……。
 うわ、飲んじゃったよ……。あんなことするの、敦子だけだと思ってたのに。
「ぷ、っは、はぁ」
 里帆はようやく苦しそうに息をついて、感想を述べた。
「うえ、まずー」
 ……だったらやるなよ。
 全部は飲めなかったみたいで、唇の端からたらーっとこぼれてきた。胸にぼたぼた垂れていく。
「ちょっと里帆、もったいないじゃない!」
 すかさず舌を這わせる敦子。精液まみれのおっぱいをベロベロ舐め回している。エロすぎるよ、お前……。
 思いきり射精した後の心地よい虚脱感の中で、僕はぼーっとカメラを回していた。


「尾野〜」
「うわっ!」
 いきなり里帆が後ろから抱きついてきた。カメラは敦子にバトンタッチしている。
「尾野ってけっこういい体してるよねー」
「そうだよ。最近だんだんたくましくなってきたのー★」
 敦子がカメラを回しながら自慢げに答える。里帆の胸が背中にぐいぐい押しつけられる。これって、敦子より大きいよな……。「お前だっていい体してるじゃねーかよ」と思わず言いそうになった。
 突然、世界が回った。
 僕は、強引に床に倒された。里帆と抱き合ったまま、上になったり下になったりしながらゴロゴロ床を転がる。回転が止まった時は、僕が上になっていた。
 二人の体は上下方向に少しずれて、里帆の胸のあたりに僕の顔が位置している。分かりやすく言うと、僕は里帆のおっぱいに顔をうずめていた。里帆は僕の頭を抱きかかえるようにして、ぎゅうぎゅう押しつけている。
「ねえ、尾野、早くぅ〜」
 これは『おっぱいを舐めてくれ』っていう意思表示だよな、どう考えても。それに、早急に要求を受け入れて手の力をゆるめてもらわないと窒息しそうだし。
 分かったよ、というつもりでれろん、と一舐めしてやった。
「うンッ!」
 里帆の奴が妙に色っぽい声を上げるから、ちょっとドキッとした。まずは「ふもと」の方から始めて、「山頂」へと舌で登っていく。頂にたどりついたら唇でちゅうっと吸いながら、先っちょを舌でいじくってやる。そして「お向かいの山」でも同じことを。
「あっ、ん……。んんッ!……ふふっ、いいよ、尾野」
 ちょっとやる気が出ちゃうような声が返ってくる。でも、別の方向からドスの効いた声も降ってきた。
「和矢、分かってるよね? 今日だけだからね。今日は特別なんだからね」
 殺気を感じる。敦子が構えているカメラのレンズが、ライフルの銃口に見える……。
 余計なことしないで、さっさと終わらせちゃおうっと。
 体を下にずらして、里帆の脚を開かせて、そこであることに気が付いた。
 里帆のピンク色の割れ目の上のところ。うっすらとだけど、毛が生えてる。僕も敦子もまだ生えてないのに……。
「け……」
「ばか! そんなにじろじろ見ないでよ」
 アソコを舐めさせてるクセに「じろじろ見るな」もないもんだ。笑いそうになるのを必死にこらえた。
 里帆のアソコは、ちひろみたいにびしょびしょには濡れていなかった。少しヌルヌルしてるぐらい。でも濡れてるってことは、僕のチンチン舐めたり精液飲んだりしてコーフンしてた、ってことだよな。
 そこに舌をぺたっと押しつけて、べろんと舐め上げる。舌を動かし続けていると、ピンク色のびらびらがだんだん開いてきて、奥まで舌が入るようになってきた。透明なヌルヌルもたくさん出てきて、僕の顔がベトベト。
「あっ、イイ、んッ! イイよ、尾野。もっと……」
 割れ目を指で左右にむにっと広げてみた。下の方に、ヒクヒクしている小さな穴の入り口が見える。チツ、っていうんだよね。チンチン入れるところ。
 当たり前のことだけど、里帆のここも敦子とおんなじなんだな……。
 僕は舌の先をとがらせて、チツの入り口に差し込んでいった。ここにチンチン入れたら、敦子と同じようにあったかくて、キュッと締めつけてキモチいいのかな……。まてまて、変なこと考えると敦子に殺されちゃうよ!
 とにかくさっさと里帆をイカせたくて、僕はかなり乱暴に舐めまくった。割れ目に舌を入れて中から舐め広げる、みたいな感じ。
 里帆の奴、脚で僕の頭を挟んでくる。気持ちよすぎて脚が勝手に閉じようとしてびくびく動くらしい。太腿で顔をきゅっ、きゅっと挟まれる感触がちょっと気持ちいい。
「ひあ、あッ……すごい、尾野ッ……!」
 里帆は僕の顔を太腿で挟むだけでは飽きたらず、頭を手で押さえつけながら盛大にイッた。


「ひ……!」
 指先がおしりの穴にちょっと触れただけで、敦子はびくんと反応した。
 これが奥の手。敦子はおしりの穴をいじられるのに弱いんだ。普段はやらないけど、今日は特別だからいいよね。
 指先をくるくる回しておしりの穴を揉むようにしながらヌルヌルをなすりつける。滑りがよくなったところで、指先をほんのちょっとだけ、つぷっと中に入れた。
「ひ、あっ、かず……や……、そこ、やめ、ひゃんッ」
 敦子が逃げようとするみたいに体をくねらせる。僕は敦子の太腿をがっちり抱え直して、アソコに口を押しつけた。
「へえ、あっこってそこが弱点だったんだあ。尾野も研究熱心だね。お熱いわよヒューヒュー!」
 さっきイッたばかりでくたっとしてたはずの里帆が、いつの間にか復活してて冷やかした。口笛が吹けなくて「ヒューヒュー」も口で言ってたけど。
 割れ目を舌で、おしりを指で。前と後ろから攻める。
 敦子のおしりは、もう僕の指を第一関節ぐらいまで受け入れている。浅くつぷつぷと出し入れすると、強い力できゅっと締めてくる。
 敦子はもう、釣り上げられた魚みたいにビクビクしっぱなし。一見嫌がってるみたいに見えるけど、アソコから透明なヌルヌルが後から後からあふれてくる。感じてる証拠だ。
「和矢ぁ、お願い、もう……」
 敦子がほとんど涙目で「アレ」をねだってくる。ワザとそこだけ舐めないで焦らしてたんだけどね。
「ハッキリ言ってよ、敦子」
「舐めてよ……」
「どこを?」
「……………………………………クリトリス、舐めて」
 女の子の一番敏感なところ。ワザと触れずに残していたそこを、舌でつっつく。そして、がばっと口をかぶせてじゅぶぶぶっと音を立てて吸った。ビリビリした振動がクリトリスに伝わって、それこそ電撃みたいな快感が走るはず!
「ふ、あああッ……、んんッ! ひゃああああンッ!!」



フェラチオ口内発射中出しアナル責め正常位バック騎乗位3P4P
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件等とは関係ありません。


このページのトップに戻る