017:敦子IX 〜女の戰い〜



 ぶちゅっ、ちゅぷっ……。
 湿った、イヤラシイ音が聞こえる。
 どこから? 僕の股の間からだ。
 ふと目を下に向けると、僕の股間で女の子の頭が前後に動いている。
 敦子(あつこ)の奴、ホントにチンチン舐めるの好きだな……。
 柔らかくて温かくてぬるぬるしたものが、チンチンにまとわりつく感触。気持ちイイ。
 ちゅぽっ、と音を立てて女の子がチンチンから口を離し、僕の顔を見上げた。
 敦子じゃなかった。
「ふふっ……。尾野(おの)、気持ちイイでしょ?」
 里帆(りほ)!?
 驚いて声も出ないでいる僕を、里帆は一気に押し倒して上に乗ってきた。僕も里帆も、服を着ていない。すっ裸だ。里帆のツバでぬるぬるになったチンチンが、こっちもぬるぬるになっている里帆のアソコで擦られている。
「入れたい? あたしの中におちんちん入れたい?」
 里帆が、チンチンにぐいぐい腰を押しつけながら僕の顔を覗き込んでくる。
「やめて……、やめてよ里帆。僕は、敦子と……」
「あたしとするの、イヤ? あっことしかしたくない?」
「……うん」
「でも、あっこは」
 里帆が指さした先に、敦子がいた。
「尾野じゃなくてもいいみたいよ」
 そこにいたのは敦子だけじゃなかった。クラスの男子たちも何人かいた。みんな、裸だった。
 敦子は、あおむけになった男子にまたがって腰を動かしている。
「あんッ、あっはぁッ、熱い……ッ! おちんちん熱いよ、んっ、いっぱい……、おちんちんちょうだい!」
 敦子はエッチな声を上げながら他の連中のチンチンも両手でしごき、口にも入れている。
 敦子……。お前、何やってんだよっ!
「ねえ、あたし、尾野のおちんちん欲しいの」
 里帆は少し腰を浮かせて、握ったチンチンを上向きに立てて先っちょをアソコに当てている。
「いいよね」
 やめて、と言う間もなかった。里帆が腰を沈め、チンチンがずぶずぶと埋まっていった。
「ああ……ん、大っきいよ、尾野のおちんちん……」
 里帆はすごく気持ち良さそうな顔で、ゆっくりと腰を動かしている。熱い肉にぴったり包み込まれたチンチンがにゅるっ、にゅるっとしごかれて、僕も気持ちイイ。
 しちゃった……。敦子以外の女の子と、しちゃった。
 敦子も、僕以外の男の子と……。
 一度に四本のチンチンを相手にしている敦子の後ろに、五人目がのしかかってきた。
 やめろ、もうチンチン入れるとこなんかないだろ! と思ったのに
「んくうッ!……ん、あ、おしり……おしり、熱いのぉ、すごい……んあああッ!!」
 前、後ろ、上、そして両手。一度に五人、五本。それをやすやすと受け止め咥え込んで、うっとりしている敦子。なんだかクラクラしてきて、思わず目をそらした。
「ねえ、あたしのおまんことあっこのおまんこ、どっちが気持ちイイ?」
 僕の上で体を揺すっている里帆が、聞いてくる。たった今目をそらしたばかりなのに、つい敦子の方を見た。
 敦子がしごいていたチンチンの先から精液がびゅっびゅっと飛び出して、敦子の顔とおっぱいを汚している。チンチンを突っ込まれたままの口元からも、白いヌルヌルがたらりと溢れ出してきた。
「いいッ!! あふっ、はあン! いっぱい、いっぱい熱いの出してぇ……中に、ちょうだい……。あっおしり、ビュクビュクって、出て、る……!!」
 敦子が精液まみれで悶えている。僕ももう限界だ。このままだと里帆の中に射精しちゃう。
「里帆、やめてっ……。出る……」
「やめない」
 里帆は腰の動きをますます激しくする。
「尾野の精液、ちょうだい。うーんと熱いの、あたしのおまんこにいっぱいいっぱいぶちまけて!」
 ああ、もうダメだ。頭の中が真っ白になって、
「うぐうッ……!!」


 敦子と里帆が二人で毎朝迎えにくるというあの困った習慣がいつの間にか忘れ去られているのは、都合がよかった。もちろん「朝のミルク搾り(口で)」もない。
 でも、登校してしまえば全く顔を会わせずにいるのは難しい。同じクラスなんだもの。
 たぶんこうなるだろうと思っていた通り、僕は里帆の顔をまともに見られなかった。で、里帆の方も僕を避けているみたいだった。告白はしたものの、返事を聞くのが怖いのだろうか。僕にとっては好都合だったけど。僕も、どう返事をしたものか決められずにいたから。
 僕は、里帆と敦子を避けた。徹底的に避けた。しなければいけないことを先延ばしにし続けた。
 でも、そんな日々は長くは続かなかった。分かってはいたことだけど。
 動いたのは敦子だった。
 ある日の放課後ついに僕は敦子に捕まり、僕と同様に首根っこを掴まれている里帆と一緒に敦子の家(つまりは居候している里帆の家)に連行された。
 どすどすと階段を上がり、連れ込まれたのは里帆の部屋だった。敦子の奴、なんで自分の部屋に行かないんだろう……と考えて、なんとなくこの先の展開が読めた。
 二人の部屋には一つ大きな違いがある。
 里帆の部屋にはベッドがあるが、敦子の部屋にはない。


 さすがにいきなり「そういう」展開にはならず、まずは敦子のこんな言葉から始まった。
「二人とも、あたしに隠し事してるでしょ。それも、すっごい大事なことを」
 もう白状するしかない、と思ったその時
「あっこ、あたし尾野が好きなの。好きになっちゃったの」
 里帆が先に口を開いた。
「やっぱりね。クリスマスからこっち里帆の様子がおかしかったけど、あたしのにらんだ通りだわ」
 敦子は怒っていない。それどころか、余裕の笑みさえ浮かべている。もしかしたら二人が大ゲンカを始めるかも……とハラハラしていた僕は、少しホッとした。
「でもね、里帆」
 敦子の顔から笑みが消えた。
「和矢(かずや)はあげないよ」
 少しとがった声。
「あたしは、和矢のものだよ。そして、和矢はあたしのもの。誰にもあげない」
 里帆に向かって強い声で宣言する。里帆も、敦子の顔をじっと見つめ返している。
 僕は、おろおろしながら二人の顔を交互に見る。
「和矢にいくら迫ってもムダだよ。だって和矢は絶対あたしを選ぶから」
 やはりホッとするのは早かった。たたみかける敦子。里帆は黙ってじっと敦子の顔を見ている。二人の視線が真っ向からぶつかっている。どちらも、一歩も譲りそうにない。
「でもね」
 敦子がまた余裕の笑みになった。
「ムダを承知でアタックするのは里帆の勝手だけどね。そんで、選ぶのは和矢の勝手」
 え?
「アタック、するだけはしてみたら?」
 やっぱり敦子も、親友と本気でケンカしたくはないんだ。僕と里帆がくっつくのはもちろん許せないけど、譲れるギリギリの線まで譲った結果がこれなんだ。
 そしてもう一つ。敦子の奴、僕が絶対里帆に取られないという百パーセントの自信があるんだな。そうでなきゃ、こんなこと言い出せない。
「ありがと、あっこ」
 里帆も敦子と張り合うように笑みを浮かべた。そして僕の方に向き直り
「まだ、直接言ってなかったね。好きだよ、尾野」
 キスしてきた。舌は入れてこない、唇だけのキス。思わず横目で敦子の顔色をうかがってしまう。敦子は平然とこちらを見ている。
 里帆は唇を離すと、服を脱ぎ始めた。
「あたしね、尾野のこと想いながらオナニーしてるんだよ。尾野のおちんちん思い浮かべて、指をずぼずぼ入れて、ぐちゅぐちゅかき回してるの」
 脱ぎ終わると、今度は僕の服を脱がせにかかる。
「あのビデオも使ったよ。尾野とあっこがエッチしてるやつ。頭の中であっこをあたしに置き換えて、尾野があたしの上に乗っかったり、あたしが尾野のおちんちんにまたがって入れたり、四つん這いになって後ろからズンズン突かれたり……。おまんこの中で尾野の熱い精液がどくどく溢れるところを想像しながら、イッちゃうの……」
 うれしいような、恥ずかしいような、複雑な気持ち。そして、女の子のこんなエッチな告白を聞かされたら当然チンチンは反応してしまうわけで……。
 里帆は固くなったチンチンをきゅっと握り、やさしくこすり上げながら言葉を続ける。



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この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件等とは関係ありません。


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