イベントアフターレポート(2005年)


12月29〜30日 コミックマーケット69
11月23日 こ〜みっく・浅草
11月6日 コミティア74
9月18日 サンシャインクリエイション29
8月12〜14日 コミックマーケット68
5月22日 ぶんぶん!9
5月5日 コミティア72
3月13日 サンシャインクリエイション27


12/29(木)〜30(金) コミックマーケット69(東京ビッグサイト) 公式HP

 落選しちゃって委託コーナーでの参加だったし会場にはたった2時間半しかいなかったしで、イベントレポートと呼べるほどのものは書けません。ので、売れ行きについてちょこちょこ。

 『メニューの端から全部』『特撰吟醸・敦子』と2種類の総集編CD-Rを出したわけですが、おかげさまで「全部」の方は搬入分完売しました! それに対して「敦子」はけっこう残ってしまった。まとめ読みしてくれるようなお客さんにとっては、値段の安さというのはあまりセールスポイントにならないのかも。「700円で敦子シリーズのみ」よりも「1500円で全部まとめて」の方を選んでくれた、ということでしょうか。
 年明けから「敦子プロジェクト」が動き出す予定でして、その地ならしのためにも「敦子」という名前をブランド化しておきたい……という狙いがあったのですが、ちょっと空回りしてしまったようです。


11/23(水/祝) こ〜みっく・浅草(都立産業貿易センター台東館) 公式HP

 届いたサークル参加案内を見た時から、覚悟は決めてました。募集の段階では2フロアを使う予定だったのが1フロアに変更されており、配置図を見て実際のスペース数を数えてみても当初の募集スペース数に遠く及ばない。オンリーイベントならまだしも、オールジャンルでこの規模というのは……。
 まあ新規に立ち上げたイベントの1回目だし、人の入りが寂しいのはある程度仕方ない。そんなのは想定の範囲内です(豚)。

 ……いや、実のところ想定を超えていたかな。すげえ久しぶりに「先着?名様に豪華な粗品プレゼント」(全部Mr.コンタックグッズ)をやったんですが、用意した粗品が余ってしまったorz
 そして、この日のために復刻した古い「小分けさん」もごっそり余ってしまったorz これどうしたらいいんだ……。

 会場内は非常にというか過剰にマターリとしておりましたが、サークルリスト見るとぎょっとするようなビッグネームがちらほらと! 茶々組とか関東うさぎ組とか隆山温泉旅館組合とか。そして残念なことに、欠席サークルもちらほらと。ここが今後の課題か。

 最大の野望「小分けさんを全巻ずら〜りと並べて都産貿の広い机を埋め尽くす!」が達成できたから、良しとしましょう。このためにわざわざ新しい棚まで買ったんだからな!(笑) 収支なんざ度外視だ!


11/6(日) コミティア74(東京ビッグサイト) 公式HP

 事前に「場所があまり良くない。また人が来なかったりしたら再起不能だよ」と書きましたが、見本誌コーナーが近かったせいか「人通りが全然ない」という最悪の事態は回避できました。
 ……ただ、売れ行きを決めるのはあくまでも発行物の魅力、サークルの地力なんですよね。「少々悪い配置場所でも、逆にオレの力で人を呼んでやるぜ!」ぐらいの心構えでいなきゃいかんのだ、本来は。
 で、その売れ行きはどうだったかというかと、低迷しました。特に新刊の売れ行きがショボかった辺りを見ると、着実に見放されつつある感じ(泣)。年に二回しかないコミケで立て続けに二度も三度も醜態を晒してしまったのが、レバー打ちのようにじわじわ確実に効いてきてるようです。自業自得だからしゃーないけど。

 製本は全部終わらせていったので現地製本の醜態は晒さずに済んだのですが、お客さんに「こんな早い時間にもう売ってる!」と驚かれました。どうやら
『もんどり小屋はいつも昼頃まで製本やってるから午前中に行っても買えないのがデフォ』
と思われてるようです。ううう。今後とも、早い時間に来てくれるお客さん(=固定客である可能性が高い)に迷惑かけないよう努力してまいる所存です。

 新刊の内容について「逆のパターンだったら良かったのに」というご意見をいただきました。つまり「女の子1人 vs 男の子大勢」じゃなくて、「男の子1人 vs 女の子大勢」の方がいいという趣旨でした。もしかしたら「小分けさん14:麻未子」の売れ行きが悪かったのは、見放された云々じゃなくて単に今回だけウケが悪かったということなのか? 分かんなくなってきた。

 これまでは、たとえ読んでくれる人が少なくとも自分の進む道には自信を持ってたんだけど、最近迷いが出てきました。このまま誰も読んでくれなくなるんじゃないか、オレの書くものなんて誰も必要としてないんじゃないかという不安がある。最近感想も来ないしな。どうやら長いトンネル、というか深い霧に迷い込んでしまったようです。抜け出すには、「出口はこっちだ!」と信じて一歩ずつ着実に歩いていくしかないんだろうな。


9/18(日) サンシャインクリエイション29(池袋サンシャインシティ) 公式HP

 惨敗、という他はないな。これほど手ひどい敗北は久しぶりだ。
 あんまり売れないだろうな、と予測していてその通り売れなかったというならともかく、そこそこ捌けるつもりで臨んだから精神的・金銭的ダメージ倍増。更に、新刊を投入してこの結果だからダメージ3倍増。

 要因はいくつか考えられます。
1)遅刻したから(←ダメじゃん!)
2)配置が悪かった
3)プリンタのカラーインクを切らしてしまい、机上ディスプレイを黒一色に変更したため人目を引けなかった
4)「サークルカット通りの新刊」がなかった
5)ペーパーがなかった
6)そもそもイベント全体の人出が少なかったのかも知れない

 話が前後しますが、2)から。
 参加案内が届いて配置図を見た時から「これは、人が来ないかも。ヤバイかも」とは思ってたんですが、よもやここまでとは……。
 細長いホールの出入り口のない側、一種の袋小路みたいな場所だから「通りすがりのついで買い」がほとんど期待できない。明確な「お目当て」がある客しか入って来ないような場所でした。ということは、「もんどり小屋目当て」で来た客を確実に捕まえないといけない。そんな固定客・熱心なファンなら当然早めの時間に来訪するでしょうから、1)の遅刻は致命的な失敗でした。

 3)はさほど大きな影響はなかったと思います。むしろ、インクの詰め替え作業に失敗して結局30分ムダにしたことの方が痛かった。
 4)5)は、結果的には「ウソをついた」ことになるので今日のサンクリよりむしろ今後への影響の方が心配。でもなあ、カットと違うとはいえ一応新刊なのに……。買ってくれたの、ほとんど知り合いばっかだった。それを除くと限りなくゼロに近い数。見放されちゃったかなあ……。_| ̄|○
 6)は、個人的な印象なので実際のところは知らん。ただし、オイラのいたDホールの上半分(袋小路側)と下半分(出入り口のある側)では明らかに人口密度が違っていました(泣)。

 数字的には、単価が高いアーカイブスが1冊も売れなかったのが痛かった。3月はアーカイブスも含めて好調だったのに……。読めない、全然読めないよサンクリ……。


8/12(金)〜14(日) コミックマーケット68(東京ビッグサイト) 公式HP

 年に2回の晴れ舞台、コミックマーケットで新刊を出したかった熱意は認めるよ。
 だが愚か者だ!(声:清川元夢)

 どのぐらい愚かだったかは日記を見てくだちい。あっちの方がむしろレポートとしてふさわしいかも知れぬ。
 当日発行予定だった新刊「小分けさん14:麻未子」は落ちました。本当の意味での新刊とは言い難いのですが、「小分けさんアーカイブス2nd」は一応出せました。
 というわけで当日の布陣は「小分けさん09〜13」「アーカイブス1st・2nd」で合計7種。ペーパーは無し。正直、最後にペーパー作ったのがいつだったか思い出せない。
 ただ、この7種が机の上に勢揃いすることはありませんでした。製本するはしからどんどん売れていったので、最後のアーカイブス2ndが完成する頃には「小分けさん」のいくつかが既に完売していたのです。ひでぇ話だ。
 もともと搬入数(というか生産数)が少なすぎたので早々に完売してしまい、遅い時間に来たお客さんはほとんど何も買えなかったことと思います。申し訳ありません。金も時間もなかったんです。このリベンジは9月のサンクリで果たすつもりですので、東京近郊の方は足を運んでいただければ幸いです。リベンジできなかったらこの地球とともに滅ぶ所存である。(勝手なこと思うな)

 意外でもあり嬉しくもあったのは、「アーカイブス」の需要がオレが思っていたよりもかなり高いんじゃないか、という手応えを感じたことでした。やっぱ「敦子シリーズ」をまとめて読みたい人が多いのか?
 内容的には過去最低に近いコミケ(オレの中で)でしたが、全く何の成果も得られず徒労感だけを胸に家路に就くようなハメにならなくて良かった。


5/22(日) ぶんぶん!9(川崎市産業振興会館) 公式HP

 去年に引き続きまたも大失態。前回分のリレー小説のまとめ作業が間に合いませんでした。とある事情により、パソコンが使用不能になってしまったからです(サイトの更新が滞っているのもこのせいです)。前回のリレー小説の結果を楽しみにしていた方には本当に申し訳ありません。m(_ _)m
 さらに小失態。遅刻してしまってリレー小説のスタートが若干遅れてしまいました。もちろん開会の拍手もできませんでした。_| ̄|○

 売上は……まあ率直に申し上げて惨敗でした。「ぶんぶん!」初売りの新刊が2冊あったんだけどなあ……。人が少なかったもんなー、サークルも一般も。品揃えが「歯抜け」になってしまったのは痛恨。せめて奇数号(敦子シリーズ)だけでも揃えておきたかった。でもこの寒い売れ行きじゃ、作っても無駄になってた可能性が高いな……。
 売れ行きも寒かったが会場内の気温もマジ寒かった。「制服」のヱビスエプロンの下に一枚重ねたらみっともない姿になってしまった。イベント会場が寒いなんて、冬コミ以外じゃまずありえないんだけど(笑)。

 いろいろ心残りはありましたが、最後のとどめは閉会・会場撤収完了後の「トランスフォーメーション」が今回もなかったこと。がっくし。来年こそは! いろんな意味で来年こそはっ……!

 いろいろとブザマなところを見せてしまいましたが、どうやらリレー小説は楽しんでもらえたようだし、それだけで「来て良かったな」と思えました。イベントに出て「来るんじゃなかった」とは思いたくない。二度と思いたくない。あんな惨めなことはない。思わないで済むように、夏コミがんばります。


5/5(木/祝) コミティア72(東京ビッグサイト) 公式HP

 前回落とした新刊「小分けさん13:敦子VII」を無事発行できました。難産でした。

 例によって例のごとく製本に追われていたので、いつものようにサークル入場時間終了間際に滑り込み。にもかかわらず巡回受付してもらえてラッキー。前にもこんな事あったな。ありがたや。
 売れ行きですが、金額ベースでコミティアでのこれまでの記録を更新しますた。行きのゆりかもめが空いてたから人出には正直期待してなかったんですが、フタを開けてみれば……むしろ多かった? 複数のホールに分散して開催されるサンクリなんかと違ってだだっ広いホール1館でやってるコミティアでは、人出の多い少ないがけっこう如実に分かっちゃうんだよな。
 まとめ買いが多くてありがたかった。お客様は神様です。m(_ _)m アーカイブスはやっぱ牽引力がある。3月のサンクリ同様、アーカイブス+奇数号の「敦子シリーズ買い」が多かった。

 もんどり小屋の新兵器・アーカイブスですが、見本誌出すの忘れました! 再録本だから「新刊」って意識がまるでなかったんだがよくよく考えたらコミティアでは初売りだった。ぬかったわ。


3/13(日) サンシャインクリエイション27(池袋サンシャインシティ) 公式HP

 予定していた新刊「小分けさん13:敦子VII」は落ちました。期待してた皆さんすいません。
 落ちた原因は、「手こずる話(書くのに時間がかかる話)であることに事前に気付かず十分な執筆時間を確保していなかった」「年食ったせいで体力的に無理が効かなくなった」の2点。いや、つまるところは「見通しが甘かった」の一点に集約できるな。ホントに学習能力なくてすいません。

 本当の意味での新刊とは言えませんが、再録本「小分けさんアーカイブス1st」という新製品は用意できました。これで長らく空白になっていた敦子シリーズ1・2話を補完できる!
 いざ当日に臨むとやはりこれが功を奏したようで、売上的にはかなりの善戦でした。机の上に小分けさんシリーズがほぼコンプリート(04除く)したわけですから。アーカイブス+05・07・09・11という買い方、つまり明らかに「敦子シリーズ」目当ての買い方してる人がいたので、アーカイブス発刊の狙いは達成できたと思います。あわよくば05〜08の在庫一掃も狙ってたんですが、こちらは果たせずちょと残念。
 全体としては善戦と言っていい結果なんですが、けーたが不評ですた。_| ̄|○ 一応最新刊でありサンクリでは初売りの「12:けーたII」がさっぱり。「06:けーた」に至っては1冊も売れなかった。言い訳の余地もないほどにがっつりショタ×ショタですから、サンクリの客層考えたらしょうがない結果ですけどね。なかなかコミティアみたいにはいかない……。

 今回ばかりは自分のサボリ癖のあまりのひどさに戦慄すら覚えたので、さすがに悔い改めます。



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