イベントアフターレポート(2006年)


12月29〜31日 コミックマーケット71
11月12日 コミティア78
10月29日 ショタスクラッチ
10月1日 サンシャインクリエイション33
8月27日 コミティア77
8月11〜13日 コミックマーケット70
6月18日 サンシャインクリエイション32
5月21日 計画8
5月5日 コミティア76
2月19日 コミティア75


12/29(金)〜31(日) コミックマーケット71(東京ビッグサイト) 公式HP

 コミケはいいね。リリンの生んだ文化の極みだよ。
 そうは思わないかい、碇シンジ君?(誰や)

 去年の夏コミを最後に、実に一年半もの長きに渡って遠ざかっていた直接参加コミケ。やっぱコミケいいですよコミケ。いっぱい売れるから!(下衆野郎)
 準備会と東京都交通局の狡猾な罠(実際は単なる連携不足というか連絡不備だろうけど)にはめられて遅刻寸前で自スペースにたどり着いたオレを待っていたのは、午後からの店番を頼んでいたD.E.さん、そして目の前のホール中央通路をびっしりと整然と埋め尽くして伸びている幅広の長蛇の列。そうか、そういうことかリリン。(←10年以上前のネタをしつこく使い続けるオレ)
 そういやそうだったな、ここは開場前にはこうなるんだった。ブランク長いから忘れてたよ。

 参加サークルの朝一番の大仕事、机の上のチラシ整理はD.E.さんの手によって既に完了しておりました。ありがとうございます。しかし変態祭のチラシが一番上になってるのはワザとですか? 尋ねたら「もちろんそうです!」と力強いお答え。もっかいありがとうございます(苦笑)。「ふたけっと」は公式サイト見る限り来年春の開催はなさそうだな、と思っていたのだが、よもやこんなことになっていたとは……。
 「用があるので一旦失礼します。午後にまた」と言うD.E.さんを送り出し、ちまちまと店開きの準備をし、前々から一度ご挨拶せねばと思いつつ果たせずにいたところ今回超ご近所になったsol-fa-softの桐原さんにようやくご挨拶に伺う。長年の懸案を解決したところで、おもむろに現地製本開始(爆)。新刊もないくせに現地製本とは惨めなことだ。ブザマね。(←10年以上前のネタ(ry

 開会。拍手。高まるざわめき。ざっざっざっと動き出す目の前の行列。そして、終わらない製本……。まあいいや、どうせ午前中はほとんど売れねーんだ。お昼までに終わらせればいいさ。
 そんな開き直りの境地でちまちまやっていたのですが、意外にも早い時間からちらほらとお客さんが。ありがたいこってす。新刊なくてゴメンなさい。いや今日発行の新刊はないんですが、直接参加は一年半ぶりなので「小分けさん14・15・16」は実はコミケでは新刊扱い(見本誌を提出した)なんですよ。その辺の事情を説明するのに四苦八苦。
 午後になってD.E.さんが来てくれたので店番をお願いして外出。とは言ってもカタログを全くチェックしていないので、事前情報なしの行き当たりばったりで近場をうろうろするだけ。結局東1・2・3ホールから出なかった。でもけっこう買い物したよー! ふたなり本とか、ロリ×ロリ本とか、ロリ×ショタ本(主人公の男の子総受け)とか。我ながら偏ってるな。まさみねこがネコミミ少女痴漢本というあまりに特殊な嗜好でがんばってるのを見て胸が熱くなった。別の部分も熱くなった。そして買った。

 午後3時59分、閉会宣言の前に挿入される形で米沢前代表への黙祷を呼びかけるアナウンスが入る。館内のざわめきが、すーっと引いていく。コミケ開会時間中の館内がこんなに静まり返ったのは初めて見た、いや「聞いた」と言うべきか。何十万という人間の心が一つになった瞬間に立ち会えたのは、本当に感慨深いものがあった。



 本の売れ方は、二つの点で予想外でした。
 持ち込んだ本の中で一番売れたのがこれまでものすごく不評だった「小分けさん16:千穂子」(ふたなり本)だったこと、そして敦子シリーズ最新刊「小分けさん15:敦子VIII」が完売してしまったことです。
 まだ、見放されてないんだ。
 読んでくれる人がいるんだ。
 ボクは、ここにいてもいいんだ! ぱりーん「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」(←10年(ry

 それが確認できたのが、今回一番の収穫でした。環境が激変していろいろしんどかったけど、新刊落としちゃったけど、それでも来てよかった。
 そして何より、こんな前向きな言葉で締めくくれるレポートを書けて良かった。ずいぶん久しぶりだよ(笑)。


11/12(日) コミティア78(東京ビッグサイト) 公式HP

 気温がさほど上がらず肌寒い秋晴れの一日になりそうだ……。天気予報で分かってはいたものの、風が冷たくて体感温度としては予想以上に寒いコミティアになりました。もっともそれは屋外の話で、会場内は制服のヱビス赤エプロンを着けてちょうどいいぐらいの温度でした。一般行列も、寒風吹きすさぶ駐車場に並ばされる冬コミと違って建物の中だしな。

 会場入りしたのは10時過ぎ。厳密には遅刻だが、館閉鎖される10時30分までならサークル通行証で入場できるし巡回受付もしてもらえるハズ。ディスプレイ用の部品をいくつか忘れてきたのに気付いてorzになりながらもいそいそと店開きの準備をしていると、お隣さんのサークルに腕章つけた巡回受付スタッフが。よし、次はウチだな!
 見本誌と参加登録カードをちゃーんと用意して待ってたのに、そのスタッフはお隣さんの受付を済ませるとどーゆーわけかあさっての方向にすいっと去ってしまいました。ちょ、おま、ウチは? ねえウチは? 予想の斜め上を行く展開に俺様呆然。スペースに張り紙されていた(=10時までに巡回受付を済ませていない「遅刻」サークルであると認識されていた)のにこの仕打ち、どゆこと?
 結局、開会後にスペースを留守にしてはるばる見本誌コーナーまで出向いて時間外受付をするハメに。ガッデム!(ちくしょう) ウチはだいたい2回に1回は時間外受付に行ってるので「毎度のこと」と言えないこともないのですが、今回ばかりは釈然としないものが残りました。個人サークルだから外出する時は必然的に店を閉めなきゃいけないんだよ! 機会利益の損失だよ! ガッデム!(ちくしょう)

 その見本誌コーナーですが、今回少々手痛いことになっておりました。参加サークルが増えたせいで見本誌コーナーをサークルスペースと一緒にホール内に配置することができなくなってしまい、階段を上った2階の会議室に。めがっさ人目につきにくい場所に追いやられてしまいますた。見本誌コーナーはコミティアの大きなウリであり、参加サークルにとっては集客の大きな武器なのですが……。これはキツイぜ。
 「来年5月のGWコミティアは初の2ホール開催に踏み切る。この規模を安定的に維持できるなら見本誌コーナーをホール内に戻せるんだけどねえ……」(スタッフK氏:談)
 ということは、現状の1ホール開催では参加サークル数が減らない限り見本誌コーナーはホール内には戻れない、ということなのでしょうか。_| ̄|○

 今回は人出があまり多くなかった模様。なぜなら、ティアマガ完売のアナウンスが入ったのが午後3時頃だったから。閉会30分前になって「これより入場フリーになります」と言われてもなあ……。単に実行委員会が数を読み誤って多く刷り過ぎたのかも知らんけど。

 見本誌コーナーに持ってった新刊というのは、前回のショタスクラッチで作ったお茶濁し再録CD-R「ショタ詰合【甘い濃い】」の方です。予告していた「小分けさんE3:けーたIII」は、またしても落としてしまいました。睡眠時間は十分取ってるはずなのに、いくら寝ても眠くて眠くて原稿が書けない。これって病気なんじゃないか? という、過去に例を見ない異様でブザマな落とし方。この齢になっての三交代勤務が、体力的に衰えた肉体に予想外のダメージを与えているのでしょうか。リベンジの時間が2週間もあったのにまた落としたという事実が信じられないし、悔しくてたまりません。
 というわけで、あの日あの時「もんどり小屋」のスペースに座っていたのはヱビス赤エプロンを着けた、売る気力も買う気力もないただの抜け殻でした。すんません。


10/29(日) 少年系総合同人誌即売会 ショタスクラッチ(都立産業貿易センター台東館) 公式HP

 散々でした。以上。

 今はこれ以上書けない。書きたくない。


10/1(日) サンシャインクリエイション33(池袋サンシャインシティ) 公式HP

 一週間以上たってからこのレポートを書いてるわけですが……。


 よく覚えてないんだ、あの時のことは。


 覚えてないとゆーか正直忘れたい。死ぬほど売れなかったし、知り合いが全然いなくて寂しかったし、隣のサークルがどーしても好きになれないタイプの人間で開会から閉会までずっと不快だったし、帰りはまたしても雨に降られるしでもう散々。
 ここまで売れないと、もはやイベント全体の考察なんてする気も起きない。どーでもいい。知ったこっちゃねえ。ウチがこんだけ売れなかったんだからさぞかし人出も少なかったんだろうよド畜生。

 笑えたのは、次回申込受付がガラ空きだったこと。座っている受付担当スタッフはヒマを持て余し、傍らでは呼び込みまでしているというのに次回申込書を持ち込む人はなく閑散としている。前回のぢごくのような混みっぷりがウソのようです。やっぱみんな前回で懲りたんだな(笑)。

 さようならサンクリ。
 でも「ありがとうサンクリ」とは言わない。ロクでもない思い出が多すぎる。


8/27(日) コミティア77(東京ビッグサイト) 公式HP

 サークル入場に完全に遅刻し、もう一般入場が始まっている時間にビッグサイト到着。なにやら別のイベントも開催されているようで、コミティア以外の誘導スタッフが出ています。

 ま た ワ ン フ ェ ス か !

 と思ったらコミックシティでした。ガレリア挟んで向かいの3ホールどーんとぶち抜きで。とにかくあちらさんは景気がいい。スケールがでかい。入場待ちの大行列が連絡通路を超えてコンコースまで伸び、それを捌くためにコンコースの幅の実に3/4をコーンとバーで囲い込んで、入場(およびパンフレット販売)ゲートを設置している。オレたちコミティア組は残りの1/4幅の通路を肩身も狭く、そそくさと通り抜けて東6ホールに向かうのでありました。

 事前にサークル案内で見た限りサークル数はいつもと遜色なかったんですが、やっぱ夏コミからわずか2週間後ということで人出は少なかったようです。あるいはコミックシティに喰われたのか。コミティア初売りとなる夏コミ新刊CD-R「天才、色を好む。」、ちゃんと中身を確認できるよう見本誌を用意したんですが……。
 どうやら、欲しい人には既に夏コミで行き渡っているようですねHAHAHA!(乾笑)

 このところの部数を見ると、固定客以外には全くと言っていいほど売れてないです。ということは、一旦頭打ちになった既刊はそれ以降イベントに持っていってもムダなんでしょうか? 単なる往復在庫か?

ただの一部も売れずに空しく自宅とイベント会場を往復するだけの在庫。もちろん重いし本は無駄に傷むし、いい事なし。語源はストIIのべガの「往復サイコ」から。

 新しいお客さんを開拓できず新刊以外は完全に頭打ち、お客さんとも本とお金の受け渡しをするだけで「交流」ナッシング、感想の一つももらえるわけでもなく、あとに残るは朝から一冊も減ってない既刊の在庫と、打ち上げの飲み代で吹っ飛ぶような激ショボい売上。こんなんじゃイベント出てもしゃーねーな。楽しくないもん。ただ徒労感だけがある。
 今後はオールジャンルイベント(コミティア含む)減らして、「ふたけっと」「ショタケット」みたいなコアでディープなオンリーイベントへ参加の比重をシフトしていこうと思います。もはやサンクリにはオレの居場所はないし、コミティアにもあんまりなさそうだしね。安住の地を求めてしばらくは試行錯誤が続くかも。その過程で「計画8」みたいな例にブチ当たることもあるかも知れぬ。読んでて書いてて楽しいイベントアフターレポートは、当分お目にかけられないんじゃなかろうか。

 正直、「天色」の不振はかなりこたえました。もう同人やめようか、と思うぐらいに。
 愚痴ばっかりでごめんなさい。


8/11(金)〜13(日) コミックマーケット70(東京ビッグサイト) 公式HP

 なんせ委託コーナーのみの参加、会場に行ってないので全くレポートたりえないのですが、とりあえず反省ということで。
 日記にも書きましたけど、非常にスケジュールが押してしまって最終的にはCD-Rを焼く時間がなくて納品数を減らしてしまったのですが、結果的にはそれで適正数でした(笑)。もし当初の予定通りの数を作っていたらorz100連発になってるところです。
 完全新作なんだからもうちょっと売れてくれてもなあ……と恨みがましい気持ちはありますが、販売の機会を与えられただけマシと思うべきでしょう。モノがモノだけに(18禁小説)、委託を頼めるサークルがないんですよ。
 当初目論んでいた大ボリューム見本誌を、「メニューの端から全部」の方にしか付けられなかったのが痛恨です。まっとうな見本誌があれば「天色」ももっと捌けたでしょう。見本誌についてはコミティアでリベンジです!


6/18(日) サンシャインクリエイション32(池袋サンシャインシティ) 公式HP

 一言で言うなら「空振り」。これに尽きますな。
 「小分けさん16:千穂子」はサンクリ初売りなのに全然売れなかったし、最大の目的であった予告編CD-R付きペーパーの配布も達成率非常に悪し。夏コミ前に参加するイベントはもうないから、配布の機会ってこの1回こっきりしかなかったのよね。どっちゃり残ったCD-R、どうしたらいいんだorz ペーパーに貼りつけちゃったし、もうどうしようもないよな……。CD-R「メニューの端から全部」のアピール用に作ったインパクト見本誌も、ほぼ不発に終わりました。あんまり手に取ってもらえなかった。作るのけっこう大変だったのに(´・ω・`)

 外はあいにくの天気でしたが、会場内はそこそこ快適でした。弟の嫁さん一家からおみやげにもらった扇子一本でしのげました。
 ただ、次回申込受付の行列には参った。列が階段に作られていて、最後尾に並ぶために昇った昇った。踊り場を4つか5つぐらい通った。そして、地獄のような蒸し暑さ。窓も何もない狭い空間なので空気が全く循環せず、行列している人間の体温がこもって酷い暑さ+臭さ。一体どれだけの人が利用してるんだろう。みんなこの当日受付に頼り過ぎだよ!(お前もだよ!)



 もうサンクリに夢を見るのはやめよう。なんとはなしに「サンクリは売れるイベント」というイメージを抱いていたが、根拠のない思い込みだったようだ。カットで「これからはいっぱい出よう」と書いといてなんですが、次回で見切りつけるかも知れません。もんどり小屋はサンクリを必要としていた(と思っていた)けど、サンクリの方では別にもんどり小屋なんざ必要としていなかった、ってとこですかね。
 ……よくよく考えたら、「6月の惨劇」だってサンクリだったじゃねーか!


5/21(日) 女装少年・ふたなり中心イベント 計画8(大田区産業プラザPIO) 公式HP

 複雑な心境です。金銭的には満足いく結果でしたが、内容的には惨敗と言っていい。早い話が、小分けさんチーム(このイベントのために投入した新刊を含む)の売れ行きは散々だったけど単価の高いアーカイブスやCD-Rに助けられた、という構図。収益構造としては健全とは言い難い。「過去の遺産」に頼って何とか食いつないでいる今の出版業界と同じじゃねーか!
 持ち込んだブツは、一応このイベントに合わせて考えたんですよ。「小分けさん」は新しい方はVolume14・15・16の3冊に絞り、イベントの趣旨を考えて04・10を投入。特に04はもう生産終了したものを特別に復刻したんですが、結果から言えば無駄な骨折りだった。睡眠時間削ってこれじゃやってらんねえ。
 いくつか理由を考えてみました。

1.このイベントに来る人は小説作品を求めていない
2.こないだのコミティアでもうみなさん買ってらっしゃる
3.飛ばしすぎて誰もついて来られなかった
4.逆につまんなくてソッポ向かれた

 1だとしたら、こりゃあ「不可抗力のリサーチ不足」ってやつですな。実際に出てみないとこの辺のサジ加減は分からないもんだけど、初参加のイベントでは……。
 2は……どうだろう? エロサークルが全体の3%しかなくてしかもオリジナル限定のコミティアと、この「計画」でそんなに客層が重なるもんだろうか、と。
 3は最新刊「小分けさん16:千穂子」の話ね。これについては、自分でも「ちょーっとやりすぎたかな」という気がしないでもなかった。知人から「序盤は良かったけど途中で脱落したorz」という感想をいただきましたてへっ☆
 4は……最も恐ろしい可能性だな。これでもまだ足りませんか?

 実際のところは1と2の複合要因だと思いますけどね。3と4だとすれば中身の問題だけど、そもそもあんまり手に取ってもらえなかったからこれは可能性薄いと思う。それはそれで悲しいけど。


 会場内はすごい光景でしたね。イベントの趣旨が趣旨だけに。マクー空間、いやいっそ魔界と言っていいかも。女性サークルが多かったけど、女装サークルも多かった(笑)。やたら背が高くて肩幅も広いガタイのいいメイドさんとかいっぱいいました(゚∀゚)アヒャ
 コスプレコンテストで注目を集めていたのは「ローゼンメイデン」チーム。見目麗しい女性が知り合い同士でローゼンのコスプレするなら可愛いもんですが、野郎どもが女装コスでチーム結成かよ! 爛れた連中だな!……と思ったら、これ実は当日に会場でコンテスト参加のために急遽結成されたにわかチームで、メンバーはお互いに見ず知らずの他人なんだそうな。キャラが多い作品のコスだと、こういう楽しみもあるのね。

 「女装コスプレイヤーの交流会」的な側面は多分にありましたが、同人誌即売としてもちゃんと盛況でした。同時開催の「みみけっと」からも人が流れてきてたし、一部には行列ができたサークルもありました。さすがに年3回ペースで開催してるだけのことはある。
 でもウチは次は出ません。代わりに「ショタスクラッチ」に出てみようと思います。


5/5(金/祝) コミティア76(東京ビッグサイト) 公式HP

 ひとつ下のレポートで書いた「計画8に照準を合わせた新刊」、小分けさん16:千穂子を前倒しで発行してしまいました。新刊なしでコミティア行くのはどうにも不安で、無理して間に合わせてしまった。

 フタを開けてみれば……無理してでも新刊出して正解でした! いつもより強気な数を刷ったんだけどほぼ完売。5連休の真ん中という日程が幸いしたのか人出も多かったみたいだし、好天にも恵まれた。久しぶりに「先着○名様に豪華な粗品プレゼント」で笑いも取れたし、ぐぅな戦利品もゲットできたしいい事ずくめ。ちょいと残念だった点を強いて挙げれば、女性が一人も買ってくれなかった事ぐらいでしょうかね(笑)。
 新刊がこんなに売れたのは、コミケ以外ではちょっと記憶にないなあ。そのぐらい良く出ました。帰りの荷物があんなに軽くなったのは初めてやも知れぬ。
 ただし、失敗もありました。その1はかなりマズかったかも……。

失敗その1:今後のイベント参加予定を全く告知しなかった。ペーパー作るヒマがなかったし、当日スペースに掲出するのも忘れてたorz
失敗その2:ヒゲ剃るの忘れた。前日の昼頃に剃ってそれっきりだった。打ち上げが終わってから気付いた時はじょりじょりだったorz


2/19(日) コミティア75(東京ビッグサイト) 公式HP

 予告通りの新刊「小分けさん15:敦子VIII」を無事発行できました! ふゥ危ないところだったぜ。なお事前情報で「お話がサークルカットの内容からだいぶ変更に」とか書きましたが、よくよく考えたら旧来のシリーズ構成からはかなり変更になってるけど、カットに書いた内容からはほとんど外れてなかった。お騒がせしました。

 例によって原稿が上がったのがギリギリだったので出発前に製本を完了することはできませんでしたが、見本誌および店開きに最低限必要な部数は完成してたので、さほどひどい醜態は晒さずに済んだ……と思います。少なくとも、販売開始してるのかそれともまだ準備中なのか外から見て分からないような状態ではなかったハズです。その証拠に、前回(11月コミティア)に引き続きまたしても「こんな早い時間にちゃんと店開けてる!」と驚かれましたから(笑)。たぶん同じ人だったと思いますが。

 売れ行きの話をしますと、新刊は持ち込み分完売しました。しかし既刊については、正直振るいませんでした。特に小分けさん09〜11とアーカイブスは1部も出なかった。これはつまり、小分けさんの01〜11は欲しい人にはもう完全に行き渡ってしまったということなのでしょう。「アーカイブス1st・2nd」は既に役割を終えているのかも知れない。
 冬コミで発行した総集編CD-R「メニューの端から全部」「特撰吟醸・敦子」も持っていきましたが、これも売れ行きはちょぼちょぼでした。この二つは「コミックマーケットの委託コーナー」という特殊な環境に投入するために作ったものなので、この結果もやむなしと思います。今後も一応イベントには持って行きますけど。

 上で「行き渡ってしまった」「役割を終えた」と書きましたが、これは肝心な言葉をワザと脱落させて書いています。
 そうです。「コミティアでは」という一文です。
 夏冬コミケとコミティアに軸足を置きつつ、他のイベントにも出なきゃこの状況は打開できない。4月のサンクリに申し込まなかったのは失敗だったなー。
 「大きいオールジャンルより小さいオンリー」という格言がありますが、ウチみたいな二次創作なし・オリジナル一辺倒(しかもエロ)というサークルが出られるオンリーイベントってほとんどないのが悩みの種です。「創作オンリー」という意味ではコミティアもオンリーイベントと言えなくもないけど、規模が大きすぎてサークル同士の連帯感・一体感が希薄。小さくても熱気に溢れたイベントに出たい。二次創作だと「元ネタ作品」という分かりやすいカテゴライズでサークルの囲い込みができるけど、オリジナルだと「属性」でくくるしかないもんなあ。ネコミミとかストッキングとか絶対領域とか触手とか。オレが激しく出たくなるようなオンリーイベントがあるとしたら「痴漢オンリー」とかかな(笑)。そんな反社会的行為をでかでかと標榜するイベントは……難しいよなあ。下手すると会場借りられないかも知れん(笑)。

 酒飲みながら書いたらやたら長いレポートになってしまいました。
 次は5月、年4回のうち一番人が来る(と言われている)ゴールデンウィークコミティアです。そしてその次に女装少年・ふたなりイベント「計画8」に出るぜ!
 もう酒の勢いで言っちゃうぜ! その「計画8」に照準を合わせた新刊は、女装させられた弟クンが女性専用車両の中でふたなりの姉にお尻を犯されるという爛れた話です。シュミ全開すぎ。ついて来られる奴だけついて来ーい! PIOで僕と握手!



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