しっぽくちゅくちゅがやめられない(前編)
わたしはネコミミです。名前はネネコです。
大きなおうちに、ご主人様とふたりきりで暮らしています。
ご主人様はちょっと……、いや、かなりイジワルだけど、ホントはやさしい人なんです。
口ではいろいろイジワルなこと言うけど、わたしのこと、とってもキモチよくしてくれるんです。
だからわたしも、一生懸命ご主人様をキモチよくしてあげるんです。
二人で一緒に、キモチよくなるんです。
わたし、とってもシアワセです。
シアワセなんだけど……、ちょっと寂しい。
この広いおうちにわたしとご主人様ふたりきり、っていうのは、ちょっと寂しい。
ご主人様はあまりわたしをお散歩に連れていってくれないし、お仕事が忙しくなるとわたしのこと全然かまってくれなくなるんです。
ご主人様は自分のことを「セイネンジツギョウカ」って言ってました。ヒマそうにぶらぶらしていてわたしのこといっぱいかわいがってくれるかと思えば、何日もお部屋にこもって全然かまってくれなくなったり……。不思議なお仕事です。
寂しくて、ヒマで、どうしようもなくて、前にご主人様がやっていたのを思い出しながらお掃除をしていたら、ご主人様がとっても喜んで、ほめてくれました。
それから何日かたったある日、ご主人様はわたしに新しい服をくれました。
紺色の、上下がつながった服。ひだひだのスカートには、ちゃんとしっぽを出す穴が開けてあります。肩のところがふくらんだ袖。その上に着る、フリルがいっぱいついたエプロン。
ギザギザがいっぱいついた、白くて短いオビ。これは、どこに着けるんだろう?
「ふみぃ?」
「ああ、これは頭にかぶるんだよ」
ご主人様が頭に着けてくれました。
「いいかいネネコ、これからは、お掃除をする時はこの服でやっておくれ」
「みゃう?」
服を着たわたしをニコニコしながら見ていたご主人様は、そう言いました。
「自分で掃除ができるなんて、ネネコはとっても頭のいいネコミミなんだよ。これは、そんなネネコにこそふさわしい服なんだ!」
……よく分かりません。
「ネコミミのメイドを飼ってる人間なんて、そうはいないよな」
ご主人様、とってもうれしそう。なんかよく分からないけど、この服を着るとご主人様が喜んでくれる。ご主人様がうれしいと、わたしもうれしい。
それ以来ちゃんと言いつけを守って、お掃除をする時はこの服を着ています。
でも、わたしがお掃除をするのはご主人様がかまってくれない時で、そこにたまたまご主人様が通りかかってほめてくれる、なんてことはほとんどありません。
やっぱり、寂しい……。
ニンゲンの言葉が話せたら「ご主人様ぁ、ネネコのこと、もっとかまって。もっともっとかわいがってください」って言えるのに。
でもだいじょーぶです。
ご主人様のイトコのジュンくんが、ときどき遊びに来てくれるからです。
イトコっていうのは、えーと、ご主人様のお母さんの、お兄さんの、コドモ……だったっけ? とにかく、ご主人様にとっては「オトウト」みたいなものなんだって。
まあ、そんなことはどうでもいいんです。
ジュンくんは、いつも学校の帰りにまっすぐうちに来ます。ブレザーに半ズボンの制服に、ランドセルをしょって。
ぴんぽーん。ぴんぽーん。ぴんぽぴんぽぴんぽぴんぽーん。
玄関のチャイムを連打するジュンくん。ドアを開けると、わたしに飛びついてしっぽをいじろうとします。
わたしのしっぽとミミを触るのが、ジュンくんのお気に入りです。やっぱり、自分の体にないものにはすごくキョウミがあるんでしょうね。しっぽをぎゅっと握られると力が抜けて「うみゅ〜」とヘンな声が出ちゃうから本当はやめてほしいんだけど、ジュンくんはこの遊びが大好きなんです。
あ、もうひとつ、わたしにあってジュンくんにないもの。
それは、おっぱいです。
もちろん服の上からだけど、おっぱいにぎゅうっと顔をおしつけてきます。
「ネネコー、またおっぱい大きくなったんじゃねーか?」
そんなことを言って笑います。もしかしたら、まだママのおっぱいが恋しいのかも。ショウガッコウのヨネンセイだから、まだコドモなんだよね。
一番大好きなのはもちろんご主人様だけど、ジュンくんのことも大好きです。
最近わたしは、いけない遊びを覚えてしまいました。
わたしのことかまってくれないご主人様が悪いんです。おとといから、ご飯の時以外ずうっとお部屋にこもりっきり。
ジュンくんはおととい、きのうと二日続けて遊びに来たから、今日はたぶん来ません。
わたしはお掃除をやめて、自分の部屋に戻って、そおっとドアを閉めました。
そして、ご主人様がくれた服を脱いでハダカになります。首輪だけ残して。
誰にも見られていないハズなのに、すごくドキドキします。
わたしはベッドの上で四つん這いになって、しっぽをおしりにそって下に垂らして、脚の間にもってきます。そこからしっぽの先を前に向けて持ち上げて……。
しっぽでおまんこを、前から後ろにしゅるっとこするんです。フサフサの毛が、やわらかくてとってもキモチいいんです。
しゅるっ、しゅるっ、しゅるっ。
わたしは四つん這いのまま、手を使わずにおまんこをこすります。
「んみぃ……。みゃ、あン……」
おまんこにこすれるしっぽのフサフサがくすぐったくて、キモチよくて、えっちな声が出てしまいます。でも、しっぽがフサフサなのは最初のうちだけです。
だんだんおまんこがヌルヌルになってきて、しっぽにもそれがついてベタベタになってしまうからです。
でもわたしは、こするのをやめません。しっぽをおまんこにこすりつけると、おまんこだけじゃなくてしっぽの方もキモチいいんです。
ビンカンなところに、ビンカンなものを押しつけてるんです。
おまんこからはヌルヌルがどんどんあふれてきて、もうしっぽまでヌルヌル。
くちゅっ、くちゅっとえっちな音がします。
「みゃ、みゃぁ、ふうッ! ん、みゅう……」
わたしは片手だけベッドについて、もう片手で自分のおっぱいを触ります。でもだんだんカラダに力が入らなくなってきて、最後はおしりだけ持ち上げた格好でベッドの上につぶれちゃうんです。
そのまま両手でおっぱいを思いっきりモミモミします。チクビがシーツにこすれてジンジンします。
もちろんしっぽは、おまんこをこすり続けています。
にゅちゅ、くちゅっ、くちゅっ、ぴちゅ……。
「みゃあン、みゃ、ああッ! みぃ、あ、うみゅうッ……」
ご主人様。
ご主人様、寂しいよ。
ご主人様、かまってよ。
ご主人様、なでなでしてよぉ……。
頭をなでなでして、しっぽをなでなでして、おっぱいをなでなでして、カラダじゅうなでなでしてよぉ……。
ネネコのぐちょぐちょおまんこに、ご主人様のおちんちん欲しいよぉ……。
おちんちん?
「みゅ?」
わたしは、スゴイことを思いついてしまいました。両手をおっぱいからそろそろと離します。ベッドの上でおしりだけ上げたうつ伏せになったまま、手をおまんこにもっていきます。
そして、ぐちょぐちょになっているおまんこの入り口を両手でむにっと広げました。
そこに、またしっぽをもっていきます。ただし今度はこすりつけるんじゃなくて、しっぽの先でおまんこをつっつくような感じで……。
先っちょが、広げたおまんこの入り口にはまりました。
そこから、しっぽに力を込めて……。あん、けっこう難しいよお。しっぽって感覚はビンカンだけど、実はそんなに器用に動かせるわけじゃないんです。
しっぽ全体をぷるぷると振るような感じでやってみたら……。
ずにゅるっ!
「んみゃあああッ!」
しっぽが、おまんこの中にずっぽり入りました。
途端に、カラダの力が抜けてしまいます。しっぽがおまんこで締めつけられて、手でぎゅっと握られたのと同じような感じになってるんです。
カラダをかくかくさせながら、しっぽを少しずつ抜いていきます。でも全部抜いちゃうと、また入れるのが大変だから、先っちょだけ入れたままにして……。
また、しっぽに力を込めます。こんな感じだっけ? んっ。
くちゅっ!
おまんこの中にもぐり込んだしっぽを、またずるずると引き抜きます。
だんだん慣れてくると、突っ込んだり抜いたりが素早くできるようになりました。ご主人様のおちんちんのあの激しい動きには全然かなわないけど。
それにしっぽが締めつけられて力が抜けちゃうのも、慣れるとなんだか雲の上をふわふわ飛んでるみたいな感じでキモチいい。
ずちゅっ、くちゅっ、ぐちゅっ……。
おまんこから出る音も、ご主人様のおちんちんでズボズボされる時のいやらしい音にそっくりです。
ああん、いいよ、これ……。すっごくイイ!
「みぃ、みゃっ、みゃう、みゃうッ!……うみゅ、んんッ! みゃ、あ、ああああン!!」
わたしは両手でおっぱいをモミモミしながら、自分のしっぽで自分のおまんこをぐちょぐちょかき回してイってしまいました。
「えっちなネコミミだな、お前は」
突然、ご主人様の声が聞こえました。
心臓が止まるかと思いました。
いつの間にか部屋のドアが開いていて、ご主人様が立っていたんです!
【中編につづく】
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件等とは関係ありません。